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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:西村十郎(JN)



侵された葉の先端部分が煮え湯がかかったように水浸状で灰白色になる。茎も同様で激しい場合は株全体が萎凋し、上部の葉は脱水症状を呈する。発病部位には高湿度の条件下で白色綿毛状の菌糸を密生し、黒色の菌核を茎の表面や内部に形成する。




病原菌は、スクレロチニア スクレロチオラム(Sclerotinia sclerotiorum)という子のう菌類に属する糸状菌(かび)の一種で、多くの植物を侵す多犯性の菌である。本菌は被害植物の残渣とともに土壌中で越年し、翌春黒色の菌核を発芽して、褐色の杯状の子のう盤(キノコ)を発生させる。その中の子のう胞子が飛散して第一次伝染する。この子のう胞子が新たに植えられた作物に付着して発芽し、その菌糸が組織に侵入してその部分を軟化腐敗させる。菌糸は0〜31℃で生育するが、菌核から子のう盤が形成される温度は20℃前後である。子のう盤の形成時期は4〜5月と9〜11月、暖地では秋〜春、寒冷地では春〜秋の年1回といわれている。発病は20℃前後で曇雨天が続くような場合に発生しやすい。まれに土壌中の菌核から直接菌糸を伸長させて茎を侵し、発病させることもある。





被害茎や葉などの残渣は集めて焼却する。連作を避ける。茎や葉が過繁茂にならないように管理する。


データ作成年月日:2007/09/30

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写真1(JN)