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病害情報

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リモニューム(スターチス)類 青枯病(あおがれびょう)

データ作成年月日:2006/04/01
文章執筆:植松清次写真提供:米山伸吾(SY)

  • 写真1(SY)

症状(診断)

 下葉から急速に萎凋し、青枯症状を呈する。地際部を切断すると暗灰色に変色しており、しばしば維管束部から菌泥をいっ出する。

発生のしくみ

 病原菌は、野菜類の青枯病菌ラルストニア ソラナセアラム(Ralstonia solanacearum)と同じで、biovar3に属する。発病は8月下旬の定植後に始まって11月末まで続き、冬は発生が治まるが、春になると再び見られる。

防ぎ方

 育苗用土には汚染されていない土壌を用いる、発病圃場で連作する場合は登録のある薬剤で土壌消毒する、発病に気づき次第掘り取って焼却するなど、萎凋細菌病の防除法とほぼ同じ。

ご注意

文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無と使用方法(使用時期、使用回数、希釈倍数、処理量など)をご確認ください。

農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。

農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。

本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。

病害虫の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。