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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY) ・西村十郎(JN)



 初め茎節の表面に微小な円形の斑点を生じる。やがてこの小斑点は、大小さまざまの円形ないしは半円形に拡大し、褐色あるいは黒褐色となり、その周囲はやや濃色となって盛り上がり、内部は陥没する。病斑は乾燥してかたくなり、互いに融合して不整形で大型になり、茎節全体に広がって腐敗する。病斑上に小黒粒点を生じる。




 病原菌は、グレオスポリウム ルナータム(Gloeosporium lunatum)という不完全菌に属する糸状菌(かび)であって、病斑上に形成された子のう殻(小黒粒点)が被害残渣とともに土壌中で越年する。感染した葉に病斑が形成されるとその病斑に分生子層が形成され、その中に形成された分生子が降雨によって飛散して第二次伝染する。本菌の発病適温は25℃前後。高温高湿が1日以上続くと発病が激しくなる。感染後、分生子を多量に形成すると、病斑となるまでの期間は4〜5日以内と思われる。なお、本菌の完全時代は確認されていない。





 耕種的防除法は、(1)長雨で多湿状態が続くと発病が多くなるため、排水をよくして過湿を避ける。(2)雨滴により土壌とともに跳ね上がった病原菌が茎節に付着して感染するので、稲わらなどでマルチングし、土の跳ね上がりを防ぐ。(3)多発時期には雨よけを行う。(4)被害茎節は摘除して焼却するか土中深く埋める。(5)チッソ質の多用を避け、適正な肥培管理をする。(6)排水を良好にする。
 登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2006/04/01

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写真1(SY)


写真2(SY)


写真3(JN)