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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY)



 カリ欠乏症状のように下葉から黄化して萎凋する。茎が片側(褐変した維管束側)へ曲がり、萎凋した株の茎や葉を切断すると、維管束が褐変している。萎凋病との区別が難しい。




 本病は寒冷地で発生が多く、主として生育の後半(発蕾以降)に発生する。病原菌は、バーティシリウム ダーリエ(Verticillium dahliae)という不完全菌類に属する糸状菌(かび)の一種で、被害植物の茎や葉、根とともに土中で微小菌核の形で越年する。翌年20℃前後になるとこの菌核が発芽して、ストックの根から侵入する。侵入後は根の組織の中で毒素を産生し、それによって通導組織が壊されて通水機能が停止するので、茎葉が萎れる。発病した株が枯死すると組織内の病原菌は微小菌核を形成して土中に残り、伝染源となる。病原菌は各種の作物に対する寄生性から数種類の系統に類別されているが、ストックを侵す病原菌がどの系統に属するかは明らかでない。アブラナ科系統を侵すD群と思われ、ナスを侵すが、トマトには病原性が認められない。





 連作を避けるが、ナスとの輪作は好ましくない。2〜3年間水田として耕作すると発生が少なくなる。被害残渣は集めて焼却する。畑の排水を良好にする。発病地で育苗した苗は健全な苗を選ぶ。被害株は根周りの土とともに除去し、畑の土壌には混入しない。


データ作成年月日:2007/09/30

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