調べる

病害情報

戻る


文章執筆:米山伸吾 写真提供:西村十郎(JN)



主に葉身および花柄に発生する。褐色の楕円形〜長楕円形で輪郭不鮮明な大型病斑を生じる。病斑中央部は暗褐色〜黒色で、同心輪紋状になり、周縁に黄色のカサを有する。病斑上に小黒粒点(柄子殻)を散生する。




病原菌は、スタゴノスポラ クルティシイ(Stagonospora curtisii)という不完全菌類に属する糸状菌(かび)の一種である。この菌は発病した植物の残渣とともに菌糸や分生子殻(柄子殻)の形で越年し、翌春雨滴や潅水の水滴によってこの分生子殻(柄子殻)から生じた分生子(柄胞子)が飛散して第一次伝染する。また、頂部で発病した保菌鱗茎が伝染源になることもある。本菌は15〜30℃で生育し、5℃が最低発育温度である。降雨が多い梅雨〜夏季に多発生する。





連作を避けるか、前年の被害残渣を集めて焼却する。チッソ質肥料の多施用を避け、密植や過繁茂にならないよう、風通しをよくするように管理する。排水を良好にして土壌水分が高くならないようにし、葉の上から潅水しないようにする。発病した葉を摘除して焼却する。種球は、できれば無病産地の健全なものを使用するのが望ましい。


データ作成年月日:2007/09/30

▼▼▼ ご注意 ▼▼▼
 文中に記述のある農薬の登録内容は、すべて上記データ製作日時点のものです。ご使用に際しては、必ず登録の有無をご確認ください。
農薬登録のない薬剤を使用したり、登録条件以外の使用をすることは、農薬取締法で禁止されておりますので、生産物の商品性や産地としての信用を著しく損なう恐れがあります。また、生産者の健康被害に対する配慮も肝要です。
農薬の適用の対象や使用基準など、登録の内容は時期や地域によって異なります。間違った使用をされますと、効果がないばかりか作物に薬害を生じる恐れもあります。
本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。
病害の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
写真1(JN)


写真2(JN)