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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY) ・西村十郎(JN)



 主に根および鱗茎に発生する。初め地際部の葉鞘部が褐変し、腐敗の進展につれて地上部の茎葉が次第に萎凋枯死する。このような病株では根が黒褐色に腐敗し、鱗茎も茎盤部から内部の鱗片に向かって褐変腐敗する。保菌鱗茎は貯蔵中に茎盤部から発病し、内部鱗片全体が黒褐色に腐敗してミイラ状に乾固する。茎盤部周辺の表皮上には白色〜淡桃色の菌叢が形成される。




 病原菌は、フザリウム オキシスポラム(Fusarium oxysporum)という不完全菌類に属する糸状菌(かび)の一種で、被害残渣の中で菌糸や分生子の形で土中に残ると、そこで厚膜胞子に変わって越年する。これらは土壌中で長期間残存し、スイセンが伸長し始めると発芽して、その根の先端から侵入感染する。その過程で産生される毒素のために維管束の機能が阻害されて水分が上方へ移行しなくなり、葉が萎れる。また、保菌鱗茎が伝染源になって、第一次伝染することも多い。生育期間中の土壌の過湿や過乾は感染を促す。





 健全な鱗茎を植え付ける。連作を避ける。前年発病した株を親株としない。発病株は周りの土とともに抜き取り、土壌深く(1m以上)埋めるか焼却する。石灰を施用して、土壌のpHを7前後と高くする。


データ作成年月日:2007/09/30

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写真1(JN)


写真2(SY)


写真3(SY)