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病害情報

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文章執筆:亀谷満朗 写真提供:亀谷満朗(MK) ・西村十郎(JN)



 全身の葉や茎に明瞭な褐色のえそ斑点を生じ、後に白色になることもある。生育初期に感染すると生育が抑えられる。特に花の収穫後に生じる脇芽には激しく発病し、生育が極めて悪くなる。有色種では花弁に斑入りを生じる傾向がある。




 病原はトルコギキョウえそウイルス(Lisianthus necrosis virus LNV)である。汁液伝染するほか、土壌菌であるオルピディウム(Olpidium sp.)によって土壌伝染し、畑では坪状に発生して拡大していく。アブラムシなどの昆虫による伝搬や種子伝染はしない。
 LNV、Olpidium菌ともに宿主範囲が広く、いろいろな植物の根に感染したウイルスがOlpidium菌により伝搬される。





 媒介菌であるOlpidium菌の防除には、土壌消毒が有効である。LNVの宿主範囲はかなり広いが、全身感染する植物は、ユーストマ以外Nicotiana clevelandiiなどごく限られているため、他の作物を栽培すれば被害は発生しない。しかし、いろいろな植物の根に感染する可能性があり、根絶することは難しい。輪作する時は、根絶に数年間要する。
 登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2006/04/01

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写真1(JN)


写真2(MK)