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病害情報

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文章執筆:守川俊幸(富山県農業技術センター) 写真提供:守川俊幸(TM)



 花では蕾の段階で退色斑が生じ、開花後には花弁に増色型の条斑が生じる。なお、この2つの病徴の発現様相は品種によって異なり、両方の病徴が生じる品種とどちらか一方しか生じない品種に分けられる。葉では淡いモザイクを生じ、茎葉黄化期には退緑斑を生じて健全株に比べて早期に枯れ上がる。




 病原ウイルスはチューリップ微斑モザイクウイルス(Tulip mild mottle mosaic virus TMMMV)で、土壌中に生息する菌類の一種であるオルピディウム菌によって媒介される。ウイルスを保毒したオルピディウム菌は土壌中で長期間生存することから、圃場の汚染は長期間に及ぶ。また、本菌は水中を遊泳して移動することから、乾燥した土壌よりも湿潤土壌での被害の拡大が著しい。地温が低下して本菌の活動が低下する時期に植え付ける(遅植え)と発生は少ない。





 発病株は見つけ次第抜き取る。健全な種球根を確保し、健全な圃場に作付けすることが防除の基本である。実用的な抵抗性を有する品種もあることから、上手に品種を選定することで被害を回避できる。


薬剤防除:登録防除薬剤について

データ作成年月日:2007/09/30

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 本文の記述には万全を期しておりますが、使用農薬の選択および使用方法につきましては、お近くの種苗専門店や農協、公共の指導機関などにご確認の上、使用される農薬の注意書きをよく読んでお使いくださるようお願い申し上げます。
 病害の診断は、判断が非常に難しい場合があります。詳しくは、農協または公共の指導機関にご相談ください。
写真1(TM)


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