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病害情報

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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY)



 初め葉に淡黄色で楕円形または不整形のやや凹んだ病斑を生じる。病斑は灰褐色あるいは淡褐色になって長楕円形に拡大し、周りが褐色で中央部がやや水浸状の病斑となる。葉縁に発生すると不規則な病斑に拡大し、葉先や葉縁が枯れる。また葉に多数の病斑を生じると葉は枯れ、茎や蕾にも発生すると枯れる。鱗片では外側の鱗片に淡褐色円形の病斑を生じ、のちに拡大して暗褐色ないしは灰褐色となり、激しい場合は鱗片は腐敗する。




 病原菌は、コレトトリカム デマティウム(Colletotrichum dematium)という不完全菌に属する糸状菌(かび)であって、被害植物残渣とともに菌糸の形あるいは分生胞子の形で越年する。生育温度は明らかでないが、5〜6℃から30℃前後で生育すると考えられ、22〜23℃前後が適温と推定される。病斑上に形成された分生胞子は、降雨の際に水滴とともに周囲に飛散して、第二次伝染する。この分生胞子は粘着物で覆われているので、風だけでは飛散せず、必ず雨(あるいは水)を必要とする。





 耕種的防除法は、(1)被害茎葉は摘除して焼却するか土中深く埋める。(2)チッソ質の多用を避け、適正な肥培管理をする。(3)排水を良好にする。(4)敷わらをして、降雨時の水滴の跳ね返りを防止する。(5)保菌球根を除去して、健全球根を用いる。
 登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2006/04/01

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写真1(SY)