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文章執筆:米山伸吾 写真提供:米山伸吾(SY)



 退色した細い新葉が直立して伸び始めるが、葉が小さくて十分に展葉しない。発病株は節間がつまって萎縮し、わき芽からも細くなった葉が多数伸長して叢生し、てんぐ巣状になる。




 本病はファイトプラズマ(Phytoplasma)と呼ばれる細菌に属する微生物で発生し、細菌は発病植物の師管部に限って生息している。大きさはさまざまで、形はほぼ球形のものが多く、師部の穴を通る時にはその部分のみ細くなるという、多形性を示す性質を持っている。本病はキマダラヒロヨコバイによって伝搬される。このヨコバイ類による伝搬は永続的で、ヨコバイは終生伝搬能力を保持している。しかし、卵による伝染はしない。媒介昆虫がこの病原であるファイトプラズマを獲得してから、伝染能力を得るまでの虫体内潜伏期間は約1カ月である。本病はヨコバイによって伝搬されるほか、すでに発病した根茎が保毒している場合、翌年に新葉が発生するとそれも発病するが、汁液や種子、土壌伝染などによる伝染はない。この病原微生物がヨコバイによって感染を受けてから病状が現れるまでの潜伏期間は、高温期には短く、低温期では長い。





 耕種的防除法は、(1)生育初期に寒冷紗で被覆し、キマダラヒロヨコバイの飛来を防止する。(2)前年発病した株は抜き取り焼却する。(3)畑の周りの繁茂した雑草を除草する。
 農薬による防除法は、適用登録された薬剤でヨコバイを防除する。
 本病に登録防除薬剤はない。



データ作成年月日:2006/04/01

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写真1(SY)