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花なんでも百科

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栽培特性>>コスモス
園芸分類: 春播き一年草
植物分類: キク科コスモス属
和名、別名: 秋桜、大春車菊
原産地: メキシコ(アメリカ大陸)
利用方法: 切花、花壇、鉢、プランター、景観用

●日本の秋を代表する草花
秋桜の和名で日本人にも親しまれているコスモスは、ふるさとをたどれば遠くアメリカ大陸までいきつきます。ギリシャ語のKosmos「美しいの意味」に由来するコスモスはその清楚で可憐な花が日本人の嗜好に見事にマッチし、人気の高い草花の一つです。種名ビピンナーツスは「2回羽状の」の意で、その特徴ある羽状葉に起因します。

●景観用まで用途の広い花
土質を選ばず、しかも丈夫で作りやすいコスモスは、現在では花壇や切花に、そして緑化事業に大いに利用されています。その他にも、道路沿いや休耕田などに植栽されコスモスロードやコスモスガーデンとして、村おこし事業にも活用されています。

●短日植物の代表
コスモスは日が短くなってはじめて花芽ができて咲く、短日植物の代表的なものですが最近の品種は日長に関係なく咲くものが多く、生育温度が確保できれば いつまいても3ヶ月あまりで開花します。この早咲き性の品種を 早春に播種すれば初夏から花を咲かせることができ コスモスの利用範囲を飛躍的に広げました。

●窒素過多は要注意
やせ地でもよく育ち、かえって肥えた土地、とくに窒素過多の場合は、茎葉が軟弱になり倒伏しやすい。このため元肥は控えめにし リン酸、カリ分の多い草木灰をできれば多めにすきこんでおくと 茎が硬くでき よい花を咲かせることができます。

●ミニ栽培
短日で花芽ができる性質を利用して 遅まきで小さなポットで咲かせる栽培が可能です。8月下旬から9月上旬に播きます。本葉2枚ぐらいで3〜4号の素焼きの平鉢にとりますが 用土も育苗と同様 排水の特によい 肥え切れしやすいものがよい。苗は3号鉢で3本、4号鉢で5〜6本植え、肥料は液肥を2〜3回与えて打ちきり、日当たりのよい場所で 潅水を控えめにして 苗を早く老化させます。15〜20cmで開花しますが一度2節目ぐらいの位置でピンチして分枝させると更に低くなります。

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