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花なんでも百科

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栽培特性>>アスター
園芸分類: 秋播き一年草
植物分類: キク科 エゾギク(カリステファス)属
和名、別名: エゾギク、サツマギク
原産地: 中国
利用方法: 切花、花壇、鉢植え、プランター

●連作が大嫌いなアスター
アスターは連作を嫌う草花として代表的なものですが、これは一度栽培をすると各種病害がその土地に残るためで、一度作ると少なくとも5年ぐらいは 作れないといわれています。したがって花壇植えにする場合にも、この点を考慮しないとよく育たない事が多いので注意が必要です。

●夏の切花に向く代表的な草花
アスターは高温期でも大変水揚げがよく、夏の切花に最適で、タネから簡単にでき、菊にはない花色をもっています。花形としては菊咲き、ポンポン咲き、万重咲き、マーガレット咲きなどがあり、菊咲きはくれない系、ポンポン咲きはちくま系が代表です。草姿には、枝が横に広がるブランチング系(枝打ち性)と、枝が直立して花も上向きに咲くほうき立ち性とがあります。

●開花に日長が大きく影響
日長が開花に大きく関係し、長日(夜より昼が長い)で茎が伸長して花芽が形成され、その後の短日(夜より昼が短い)で開花が促進されます。ですから秋早くにタネを播くと、長日の影響を受けた後に短日条件となるため、ごく小さな株で開花してしまいます。

●育て方のポイント
定植適期は本葉5〜6枚の頃ですが、苗の密生の程度によって、定植を早めたり、間引きをしたりします。移植をする時は、フザリウムによる立ち枯れ病予防のため、根を傷めないよう、丁寧に扱うことが大切です。水管理は、過湿にならないように注意し、葉色が薄くなってくるようなら、液肥などを追肥として与えます。

●アレンジに人気抜群 ネネシリーズ
中生系の極小輪(2〜3cm)一重咲きで、洋風アレンジ用に使いやすいシリーズです。草丈がよく伸びて、茎が硬く、電照加温栽培による周年切花出荷体制が可能です。花色は7色揃っており、幅広い用途に使用できます。フロスト2種はイチョウ病に強く、特に作りやすい品種です。

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