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花なんでも百科

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栽培特性>>プリムラ
園芸分類: 春播き一年草
植物分類: サクラソウ科 サクラソウ属
和名、別名: 西洋桜草
原産地: ヨーロッパ
利用方法: 花壇、プランター、鉢物 他

●500種以上の大きな属
一口にプリムラと言ってもプリムラ属は原種の数にして約300、種間交配種を合わせると500種以上を含むと言われる大きな属です。日本にもサクラソウ、クリンソウをはじめ、約20種が自生します。

●プリムラの主な種類
1) プリムラ ポリアンサ ; ヨーロッパ原産の数種の交配から育成された園芸種で最もポピュラーな種類です。花色が豊富で耐寒性もあり、冬の鉢花のほか、露地花壇で早春からの花を楽しむことができます。
2) ジュリアン ハイブリダ ; ポリアンサを小型化した草姿を持ち、花径2cm程度で、小鉢仕立てやプランターの寄せ植えに向く、愛らしい種類です。
3) プリムラ マラコイデス ; 中国原産で 桃色が普通ですが、赤、藤桃、白などもあります。株の中心に小さな花がピラミッド状に密集して咲きます。耐寒性も比較的強く、凍らない程度であれば大丈夫です。
4) プリムラ オブコニカ ; 中国原産で、株は全体的に大きくなり、ボール状の花をたくさん付けた長い花梗を何本も出して、にぎやかに咲きます。

●タキイ交配 F1ジュリアーノ シリーズ
早生タイプのF1色別品種で、花色も全10色と豊富で、従来の品種よりシリーズとしての揃いがよい品種です。早生タイプではありますが、花芽分化に少し低温を要求しますので、早秋には低温に当てる必要があります。F1品種なので、従来の固定種より発芽後の生育が早く、夏越し後の株の回復もスムーズです。花の大きさは従来品種よりやや大きく3cm前後となります。

●タキイ交配 F1レインボー シリーズ
ポリアンサの仲間に入り、花形はフリンジがかるカーネーション型で、花径は4〜5cmの中輪です。花色は全8色で各色シェードタイプのF1品種です。中早生系統で、12月から1月にかけての開花になります。開花の早晩性については、ローズシェードが早く、次いでサーモンシェード、オレンジシェード、ホワイト、ピンクシェード、イエローシェードの順に開花します。ローズシェードとイエローシェードとの開花差は、約1週間程度です。

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