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花なんでも百科

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栽培特性>>キンセンカ
園芸分類: 秋播き一年草
植物分類: キク科 カレンデュラ属
和名、別名: 長春花、ポットマリーゴールド
原産地: 南ヨーロッパ
利用方法: 切花、花壇、鉢植え、プランター

●薬草としての効用
キンセンカは古くはペストの予防薬として また砂糖漬けにしたものは強心剤として使われた記録があり、花をすりつぶしたものは、ハチなどに刺されたときにつけるとよいといわれています。

●食用ハーブとしての用途
ポットマリーゴールドと呼ばれ、ヨーロッパでは古くから食用ハーブとして親しまれています。花の色は黄色からオレンジ色までさまざまですが、鮮やかなオレンジ色が一番有用で料理の色付けに用います。新鮮な花びらには刺激性の軽い苦みがあり、ほぐしてサラダやスープに飾るとおいしいアクセントになります。

●冬の露地営利切花の代表
冬季温暖な房総、伊豆、淡路などで広く露地営利切花栽培され、いちめんにこの花で埋まるお花畑は、冬の観光名所にもなっています。この花が冬の切花として多く使われるのは、耐寒性が強いため露地栽培ができ、寒地への輸送も安心してできること、また明るい暖かみのある花色が、冬の切花として喜ばれるなどの理由によるものです。
この営利切花のほとんどを タキイ育成のオレンジスターが占めています。

●栽培のポイント
日当たりがよく風通しのよい場所で、堆肥など有機物がたっぷり入った場所ならよくできます。種子も大きく播きやすく 発芽もよく その後の生育も早いので育苗は容易です。特に酸性土壌を嫌いますから 定植地は石灰を混ぜて中和します。本格的な寒さが来る前に十分に根を張らせるよう 定植は11月下旬までに行うようにします。

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