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園芸分類: |
秋播き一年草 |
植物分類: |
キンポウゲ科 コンソリダ属 |
和名、別名: |
ヒエンソウ ラークスパー |
原産地: |
ヨーロッパ |
利用方法: |
切花 花壇 |
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●長い花穂に小花を密につけるゴージャスな感じの草花
チドリソウという和名は、長い距(管状突出部)をもつこの花の形がチドリなどの飛ぶ姿に似ているところからつけられたものと推察できます。一重咲きのほか八重咲きがあり、最新の品種は、花も大きく、花穂も雄大になってきました。主として花壇に使われるほか、近年の切花延命剤の普及により、営利切花の生産が急激に伸びてきた品目の一つでもあります。
●菌核病に注意!
チドリソウは、低温期間中は丈夫で、ほとんど病気の心配はありませんが、つぼみのあがる4月ごろ急に下葉のほうから黄ばみ始め立ち枯れ状に枯れる菌核病が出始めます。長雨が続くこの時期に株元がむれるとでやすいので、混んできたら間引きをし、なるべく通風を図るようにします。
●栽培は土作りから
日当たり、通風がよく、やや乾き気味の土地で、土質も排水よく有機質に富む肥沃な土壌の場所が適地です。酸性土では育たず連作も嫌うため、花壇の土作りには十分注意を払います。移植を嫌う性質があるため、なるべくじかまきします。秋余り早くまいても発芽しないため、涼しくなる彼岸すぎに播くとよいでしょう。
●耐病性に優れ、開花が早い カンヌシリーズ
生育旺盛で、開花や草丈など生育の揃いも非常によく、ロスの少ない品種です。草丈は春出荷で120〜150cm、暖地の年内出荷でも70〜80cm前後とよく伸びる高性種です。品種間差はあるものの、立ち枯れ病やウドンコ病等の病害に対して、従来種よりも強い品種です。
●チドリソウの新花 コーラスシリーズ
穂咲き種と異なり、スプレー状に花をつけます。また、花の裏側にツノ状の突起(距)がなく、上向きに花を咲かせるため、新しい用途が期待できます。立ち枯れ病に強い系統でロスを少なく抑えられます。水揚げが非常によく、切った後も長持ちし蕾まで咲きます。
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