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花なんでも百科

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栽培特性>>ナデシコ類
園芸分類: 春、秋播き 1、2年草  もしくは 多年草
植物分類: ナデシコ科 ナデシコ属
和名、別名: ピンク
原産地: 欧州、中国、日本、北米
利用方法: 花壇、鉢植え、プランター、ロックガーデン、切花

●ナデシコ類とは
ナデシコ属(ダイアンサス属)は約300種の大きなグループの草花で、広い意味ではカーネーションも含みます。他の草花に比べて種間雑種が比較的容易に出来るため変異が多く、取り扱いされる園芸品種の数も多くあります。一般的には宿根草タイプのものになりますが、園芸的に扱われているものには一年草タイプが多くあります。

●神聖な花
属名ダイアンサスのダイはギリシア語の<dios神>からきたもので、アンサスは<anthos花>。神の花という意味になります。古来から美しい花、神聖な花としてあがめられてきました。

●香り高い花を咲かせる美女ナデシコ
花が茎の先端にかたまり小花のガクホウが長く、ひげのように見えるところからヒゲナデシコとも呼ばれています。多くの品種は、大苗で冬越ししないと翌春花が咲かない二年生に近い性質を持っていますがタキイ育成のF1新緋車、プラネット系は四季咲き性がある画期的な美女ナデシコです。スィートウィリアムと英名があるように、香り高い花を咲かせます。

●古くから美術工芸品の模様にも登場するセキチク
中国原産のナデシコで、本来は宿根草ですが、我が国では一年草として多く扱われます。
万葉集にもその名が見られるように、我が国への渡来は古く、日本での改良も進んでいます。また中国からヨーロッパに渡って改良されたのがセイヨウセキチクで茎葉、花とも大きく、八重咲きもあり一味違った美しさがあります。

●セキチクとナデシコの種間雑種ナデシコ F1テルスターシリーズ
いつ播いても短期間で花をつける四季咲き性の強いナデシコです。基部から多数分枝しボリュームのある草姿になり花壇やプランターに植えこむことにより、特性を発揮して長期間咲き続けます。暑さ、寒さにも強く驚くほどの雑種強勢を示します。テルスター混合はヨーロッパの草花新品種審査会金賞受賞花です。

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