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花なんでも百科

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栽培特性>>ペチュニア
園芸分類: 非耐寒性一年草 もしくは多年草
植物分類: ナス科 ペチュニア属
和名、別名: ツクバネアサガオ
原産地: ブラジル南部、アルゼンチン、ウルグアイ等を中心とした南米
利用方法: 花壇 ボックス プランター 鉢物 吊り鉢

●花の色,形も草姿もバリエーション豊富!
ペチュニアはタネから育てる実生系と、挿し木から育てる栄養系に大別されます。花色は白、ピンク、赤、黄、紫などの単色のものやその濃淡のほか、覆輪花や花の中心部から放射状に他の色が入るもの、絞り、網目状の複色花も数多くあります。多くはラッパ型の単純な花形ですが八重咲き種もあり、花の大きさによって小輪系中輪系、大輪系に分けられます。また、草姿にも立ち上がってこんもりと茂るブッシュタイプと匍匐するように広がるクリーピングタイプがあるので、植える場所や楽しみ方、合わせる植物などによって、さまざまな品種を選ぶことが出来ます。

●連作は避けよう
ペチュニアに限らずナス科の植物例えばトマト、トウガラシ、ジャガイモ、ナス、ホオズキ、ブロワリア、ダチュラ等を植えた場所は、青枯れ病、半身萎凋病、疫病、立ち枯れ病、タバコモザイクウィルスなど土に残る病気が多くうまく育たない事が多くあります。

●なぜ茎がベトベトするの?
これは、茎に粘液を出す腺毛が密生しているからです。ペチュニアの故郷の南米南部では、多くのアリが生活しています。一部のアリは葉を食害し、日本ではアブラムシを運びます。茎のべトつきは、アリが這い登れないように進化したのではないかと考えられます。

●多雨、多湿をきらう
ペチュニアの花は雨に弱いといわれますが、強い雨にたたかれて傷むよりは、高湿度で発生する灰色カビ病で花弁が腐るためです。この病気も株が若くて元気なら発生もおさえられます。一般に白や赤は弱く、大輪より小輪のほうが強い傾向にあります。降雨後の回復が早い多花性も一種の耐雨性といえます。

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