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ケイトウ
キャッスルシリーズ

中世ヨーロッパの古城を思い起こさせるケイトウ

◆種子:10mL(11,000〜13,000粒)


 ケイトウには、花穂が鶏のとさか状の久留米ケイトウと、ろうそくの炎のような花穂になる羽毛咲きケイトウの2種類があります。
 タキイ育成のキャッスルシリーズは、羽毛咲きに含まれる中矮性のケイトウで、ピンク、イエロー、スカーレット、オレンジの4色が発表されました。各色とも生育旺盛で株張りや揃いがよく、分枝性も抜群です。特に各枝より一斉に花穂を伸ばしたその草姿は、文字どおり「中世ヨーロッパの古城(キャッスル)」を思い起こさせます。また、その品質のよさからキャッスルピンクは、オール・アメリカ・セレクションズ(A.A.S)に入賞しています。
 盛夏期の厳しい暑さの中、花壇をよりいっそう引き立たせることでしょう。

花色は鮮明な色で、従来のケイトウにはない美しい色です。品種の色揃いがよく、花壇の植え付けなども思いどおりの配色ができます。また、後半の色あせも少なく、盛夏の炎天下でも長期間楽しめます。
草丈は30〜35cm、株張りは35〜40cmと、矮性でコンパクト。花壇材料はもとより、プランターや鉢植えなど多方面での利用が可能です。
分枝性が非常によく、基部からどんどん枝分かれし、中心部の花穂の伸長とほぼ同時期に側枝の花穂伸長も始まり、咲き上がったころにはとても見事な草姿となります。
生育旺盛で揃いもよく、暑さや乾燥にも比較的強いので、家庭での栽培も非常に簡単です。



 ケイトウは発芽、生育とも高温を必要とするため、タネまきは気温が十分に上がる5月上旬ごろからが適期です。種子が小さいので、消毒した土を細かくふるい、それを播種用土として浅くすじまきします。
 発芽まで1週間から10日かかりますが、それまで絶対乾かさないようにします。発芽後、込み合ったところは間引くなどして健全な苗に仕立て、本葉5〜6枚になれば、花壇に35〜40cm間隔で定植します。
 比較的多肥栽培を好みますので、化成肥料を十分に与えます。定植初期からしばらくは乾燥させないように注意して、水管理してください。
 特に気をつける病害はありませんが、高温乾燥時のアブラムシやヨトウムシには、殺虫剤などを用いて駆除するようにしましょう。
 5月上旬播種で、一般平暖地で7月下旬に中心部より開花が始まり、盛夏期には色鮮やかになります。
 8月下旬ごろから花穂の色あせが生じたり、株が弱ってきたら、花穂の部分を切り落とし、追肥を施して十分に水を与えると、秋に再度小さな花穂をつけ、2度楽しむことができます。


※適期表はその地域の栽培の目安としてご利用ください。

※時期によってはネット通販に取り扱いのない場合があります。