インフォメーション

2006.12.8 | |||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||
11月14〜15日、滋賀県湖南市のタキイ研究農場で、トマト生産者や業界関係者を招いて、「トマト黄化葉巻病の耐病性品種」と、『桃太郎なつみ』に続く「夏秋タイプの葉かび病耐病性品種」の発表会を開催しました。 会場では新品種の発表、圃場展示の見学、新品種の試食、トマト黄化葉巻病対策関連資材の展示などや、室内で新発売品種についての研修を行いました。 トマト黄化葉巻病は、罹ると株全体が萎縮してしまい果実収穫量を激減させてしまいます。病原はトマト黄化葉巻ウイルス(Tomato yellow leaf curl virus;略してTYLCV)で、シルバーリーフコナジラミという微小な昆虫が媒介して伝染します。1939〜40年ころイスラエルで初めて発生が報告され、その後世界各地に広まりました。日本では1996年に長崎県、愛知県、静岡県で初めて発生が確認され、その後各地へ被害が拡大しています。病気の発生を抑えるには媒介昆虫の防除しかないので、生産関係者からは耐病性品種の発表が待たれておりました。すでに、耐病性をうたった欧州の品種が発売されていますが、日本では耐病性、品質共に満足のいく品種ではありませんでした。今回発表した耐病性品種は、品質的にも市場で十分通用するものと自負しております。 なお、今回新発表したトマト品種の種子は、2008年からの発売を予定しております。 |
|||||||||||||||||||
|