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2007.10.05
日本初!芝草のインターメディエイトライグラス「サツキワセ」を新発表
タキイ種苗では、※オ−バ−シ−ド専用品種※インタ−メディエイトライグラス『サツキワセ』を発表しました。
従来品種の※ペレニアルライグラスと※イタリアンライグラスとの交配種で、葉は濃緑でキメが細かく、冬期でも従来の芝草と比べて緑度保持も抜群です。※ティフトン芝や日本芝へのオ−バ−シ−ドが可能で、従来の品種より春の移行が極めてスム−スな点も大きな特長です。従来の2品種を交配させることで、葉色の薄さや移行率の低さを改善し、ゴルフコ−スのティ−やフェアウェイ、スポ−ツ競技場、家庭用芝生など幅広い用途に合わせてご使用いただけます。

『サツキワセ』の特長として
ペレニアルライグラスとイタリアンライグラスの交配種。
葉は濃緑でキメが細かく、冬期の緑度保持も抜群。(ペレニアルの特長)
従来の品種より春の移行が極めてスム−ス。(イタリアンの特長)
出穂は従来のオ−バ−シ−ド品種より2〜4週間早い。
関東以西の平坦地において、平年では5月より移行が始まり、6月上旬にはほぼ完了する。
ティフトン芝や日本芝へのオ−バ−シ−ドが可能。
用途は、スポ−ツ競技場や公園、フェアウェイ、グリ−ンへのオ−バ−シ−ディング。ゴルフコ−スのティ−、家庭用日本芝へのオ−バ−シ−ディング。

インターメディエイトライグラス「サツキワセ」
(11月上旬撮影) (翌年2月上旬撮影)

播種適期
・暖地 秋まき:9月〜10月   春まき:3月〜5月
・寒地 5月〜8月(春まき主体)
※初期生育はペレニアルライグラスとイタリアンライグラスとの中間。

播種量
・ オ−バ−シ−ド用
グリ−ン:150〜170g/m2 スポ−ツ競技場:30〜50g/m2
ティ−:80〜100g/m2 緑 化 用:15〜20g/m2
フェアウェイ:20〜50g/m2 他草種と混播:10〜30%(重量比)

価格・量目
希望設計価格 1kg 1,330円(税込み)

管理上の注意点
冬期間でも葉色が濃いため、肥料はかなり節減できますので、肥料の与えすぎに注意してください。また、ベ−ス芝の萌芽が遅れる場合は、5月の刈り高を急激に下げないようにしてください。

オ−バ−シ−ド…1年を通して緑豊かな芝生になるように、暖地型芝草が枯れる前に新しい寒地型の芝草を追播すること。
インタ−メディエイトライグラス…ペレニアルライグラスとイタリアンライグラスの交配種。
ペレニアルライグラス…草丈が30〜60cmで株型になり、分けつ力が強い比較的短命な多年草で、芝質に優れる。
イタリアンライグラス…草丈が高い1〜2年生のライグラスで、生育や芝生の形成が非常に早いため、冬期間のグリ−ンとして暖地型芝草の上に追播される。芝質は粗い 。
ティフトン芝…ティフトンは芝生用として、バミューダグラスから改良されたもので、米国の試験場で育成されました。ティフトン芝は3倍体のため種子を生産せず、栄養繁殖により芝生を形成します。