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2008.11.12
今までにない光沢とメタリックな質感のある葉色が目を引く
ハボタン『プラチナケール‘ルシール’』を新発売
タキイ種苗は、ハボタンの新品種『プラチナケール ‘ルシール’』の2色(ワイン、バニラ)を発売します。
これまで、ハボタンと言えばお正月のイメージが強かったのですが、最近の品種については葉色が追加されたことや、様々な仕立て方のバリエーションが増えたことにより、お正月はもちろん秋から冬のガーデンの花材としても広く利用されるようになりました。また、切り花においても小さく作ることでアレンジメントの花材として幅広く利用されています。
今回、新発売する『プラチナケール‘ルシール’』は従来品種のように、葉の表面にブル−ム(白い粉がつきグレ−味を帯びた色彩)がなく、照葉形質(輝きのある葉)を加えることでハボタンの野暮ったさが消え、葉の表面に今まではなかった光沢とメタリックな質感、そして高級感を生み出すことができます。今後、花壇や切花の新素材として大いに期待できる品種です。
『ルシール』系にはワインとバニラの2色があり、『ルシール ワイン』は葉がやや開きぎみになり、着色部が広く見えます。葉色は、落ち着いた色合いの紅色で、クリスマスの飾り付けにも向く品種です。『ルシール バニラ』は葉が立葉で葉数が多く、緑葉と白色のコントラストが美しい品種です。白色の花材としてだけでなく、輝きのある緑の花材としてもおすすめです。
「ルシール」系、ワイン、バニラ プラチナケール(左)と普通種(右)
「ルシール」系、ワイン、バニラ プラチナケール(左)と普通種(右)
「プラチナケール ルシール系」のアレンジ 「ルシール」系紅白混合、8〜12本仕立て
「プラチナケール ルシール系」のアレンジ
ルシールワイン・バニラをメインに使用したアレンジメント。
つややかな照り葉は、バラに劣らぬ主役級の華やかさ。 
「ルシール」系紅白混合、8〜12本仕立て
1ポットに、ワインとバニラの2品種を混植して
仕上げた 複数本仕立て。
1鉢だけでも観賞性が高い。
今後は、照葉系の品種の追加でハボタンの需要の枠がもっと広がっていくよう開発を続けていきます。2009年はすでにポット苗を販売しており、2010年には種子販売を予定しています。

<栽培上の注意点>
草花用の市販の用土を用い寄せ植えや一回り大きな鉢に植えつけ、その時に窒素成分を過剰に与えると色戻りの原因になるので注意します。
潅水は、表土が乾き始めたら十分に与えます。
追肥を行う場合は、薄めの液肥を用いて行うか緩効性の置き肥を用います。
病害については、アオムシ、コナガなどに注意し捕殺するのが効果的です。

<価格>
ポット苗の価格に関しては、弊社までお問い合わせ下さい。