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2009.05.14
「第60回全日本野菜品種審査会(ハクサイの部)」で、タキイ試交品種『05−1343』が1等特別賞を受賞
平成21年2月5日(木)、鹿児島県農業開発総合センター大隈支場において、「第60回全日本野菜品種審査会(冬どりハクサイの部)」が開催されました。
この審査会で、タキイ種苗のハクサイ『05−1343』が1等特別賞を受賞しました。

播種は9月30日、128穴トレーで育苗を行い、定植は10月20日。結球期前半に当たる11〜12月の気温がやや低かったものの全般に作柄は良好でした。しかし、熟期の早い品種はやや過熟となっており、寒さによる傷みが見られ耐寒性の品種間差がありました。また1月には、平年よりやや高めで気温が推移したことから、球内抽苔している品種が多く、晩抽性の品種間差も大きくあらわれた審査会でした。

審査の中で『05−1343』は、外葉が濃緑であり、草姿の立性さ、株揃いのよさに加え、耐寒性が強く寒傷みが少なかった点が非常に高く評価されました。また、球内抽苔が見られる品種が多い中、強い晩抽性を持っているため最も芯が短く、また球内色が濃黄色だった点も評価されました。
05−1343の収穫物 05−1343の球内



これまでの中晩生品種に比べて、より強い耐寒性や晩抽性を持っており、2月中下旬から3月にかけて寒痛みや球内抽苔が少なく安定した生産できます。

  05−1343