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2013.10.09
ブライダルなどの会場の装飾、ブーケやアレンジメントの花材としても人気!
花市場で最も需要の多い純白八重咲き中晩生種のユーストマの新品種
『F1 ミンクティ』を新発売
タキイ種苗は、2013年度の新品種として、市場で最も需要が多いとされる純白八重咲きの『F1 ミンクティ』を発売します。

『トルコギキョウ』の名でも親しまれているユーストマは、北アメリカの草原地帯が原産地ですが、日本でも人気が高い切花で、近年はその多彩な花形や花色の豊富さ、花もちが良いことなどから、さまざまな用途で使用されるようになっています。国内でユーストマは、年間1億本以上流通し、通年で利用されています。比較的暑さに強い花で、夏の高温時にも花もちが良いため、初夏から秋にかけて最も多く出荷されています。人気の要因としては、花もちが良い点はもちろんのこと、品と華やかさの両方を兼ね備えた点から、ブライダルや葬祭関係など会場の装飾やブーケなどの需要が多く、また、アレンジメントの花材としても大変人気があります。その中でも八重咲き種が80%以上を占め、八重咲きの純白色に関しては、ユーストマ全体の流通量の約30%にもなります。現在、ユーストマの品種改良では日本が圧倒的に世界をリードし、国内種苗会社が熾烈な開発競争を行っており、人気と注目度の高い品目です。

今回新発売する中晩生種※1のユーストマ『F1 ミンクティ』は、市場で最も需要の多い八重咲きの純白色で、花弁数が多い丸弁中輪で、非常に整った花形が優美な印象を与えます。咲き始めは花弁が硬く詰め込まれた蕾の形で咲き始め、次第に花が膨れて最終的に花弁が外に外曲し、動きのある立体的な花形へと変化します。 従来品種の『F1 ミンク』よりやや早く開花し、分枝性※2も優れ、主枝5本の確保も比較的容易です。また、草丈は中程度で、華やかさとボリューム感が増しています。 また、幾重にも重なる清楚で凛とした純白色で、花もちが良いため、ブライダルなどの会場の装飾やブーケ、大切な人への贈り物、またはアレンジメントの花材などに利用できます。

今後タキイでは、高温時の花形安定性と草丈の確保等の改良を重ね、中生〜早生系の新しい品種の開発を目指すとともに、他の花色も追加できるよう品種改良を進めていきます。
『F1 ミンクティ』
清楚で凛としており、純白色で花弁数が多い『F1 ミンクティ』
ブライダル会場の装飾や、 ブーケに最適!
■『F1 ミンクティ』の主な特長
初夏から秋にかけて出荷が可能な人気の純白八重咲き!
『F1 ミンクティ』
市場で重要とされる中輪八重咲きの純白色
花弁数が多く、丸弁中輪で整った花形が優美な純白色。 ブライダル会場などの装飾やブーケ、アレンジメントの花材 などでの需要が高い。
   
暑さに強く花もちが良い
開花期は中晩生で比較的暑さに強いため、夏の高温時にも花もちが良く、初夏から秋にかけて出荷が可能。
   
分枝性が優れる
従来品種『F1 ミンク』より早く開花し、分枝性も優れ主枝5本の確保も比較的容易。
■栽培のポイント
開花前に枝・花芽整理を行うと格段に花の表情が豊かになります。
中間地での9月〜10月上旬出荷、暖地での夏から10月までの出荷では高温の影響で花弁数が減ることがあるため、栽培時期の見極めがポイントとなります。
■作型表
■価格
品種名 量目 希望小売価格(税込み)
F1 ミンクティ (ペレット種子) ※3
3,000粒 12,600円
<注釈説明>
※1 中 晩 生 種 相対的に播種(種まき)してから、開花までの日数。日数が短いものから極早生・早生・中早生・中生・中晩性・晩生という。
※2 分 枝 性
枝の発生の数や強さは栽培にも左右されるが、もともと遺伝的な性質でありこの性質を分枝性という。
※3 ペレット種子
天然鉱物などの紛体を用い、タネを核として均一な球状に成形加工したもの。
不整形種子や偏平種子、花き類などの微細種子をペレット加工することで、取り扱いや機械播種が容易となり、作業性が向上できる。