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2017.06.26

2017年度 新品種
すぐれた在圃性で4月どりが可能な夏まき寒玉晩生種!
<新品種>キャベツ「夢舞妓ゆめまいこ」を新発売

タキイ種苗は、2017年度の新品種として、すぐれた在圃性で4月どりが可能な夏まき寒玉晩生種キャベツ『夢舞妓』の種子を新発売します。

近年、国内主要野菜の消費のうち、加工・業務用向けの割合が増加しています。パッケージサラダの定番であるキャベツも加工・業務需要はますます高まる傾向にあります。

しかしながら、寒玉キャベツの生産上の問題点は、4〜5月にかけて出荷量が減少してしまうことです。そのため実需者が輸入物で対応する場面も見受けられます。

4月どりでの収量の減少は、春先の温度上昇による裂球・球腐敗や、抽苔による品質低下が主な原因です。そのため、じっくり生育し裂球しにくい晩抽の品種が求められます。

そうした状況の中タキイ種苗では、じっくりとした生育による4月収穫での在圃性と、葉が厚くてかたく、濃緑であるため冷蔵貯蔵性にすぐれる晩抽の夏まき寒玉晩生種『夢舞妓』を新発表することとなりました。

品種特性

❶中間・暖地での夏まきの4月出荷が可能

球内部が徐々にしまる充実型結球で生育がじっくりするため、気温が上がり過熟になりやすい春どりでも在圃性に特にすぐれます。端境期の4月に品質のよい玉が収穫できます。

通常出荷なら、暖地で4月中下旬、中間地であれば4月下旬までを出荷の目安とします。冷蔵貯蔵なら、3月までに収穫し、1〜2カ月ほど貯蔵可能です。

❷冷蔵貯蔵性にすぐれる

葉肉が厚くかたいため、冷蔵時のしおれや傷みが少ない品種です。

葉色が極めて濃緑であり、退色が遅く貯蔵後の品質にすぐれます。

❸加工・業務、青果兼用種

球芯が短く、くり抜きやすいので、加工歩どまりにすぐれます。また、4月どり品種としてはわき芽が小さく、カット適性にすぐれる品種です。さらに、結球最外葉の内側数枚程度が緑色であるため、千切りにした時のコントラストが美しく、加工・業務用の、特にキャベツで多いカット需要に適します。青果用としても、芯伸びが遅く、球形状が甲高扁円に安定するので、箱詰めがスムーズです。

キャベツ『夢舞妓』

「夢舞妓」適期表

価格

品種名 量目 希望小売価格(税込み)
夢舞妓 2,000粒 5,184円
ペレット種子
(L5,000粒)
16,956円