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2017.11.28

2017年度 新品種
えそ斑点病に耐病性をもち、耐暑性にすぐれ、幅広い作型で能力を発揮!
<新品種>赤肉メロン『レノンウエーブ』を新発売

タキイ種苗は、2017年度の新品種として、耐暑性にすぐれ、幅広い作型で能力を発揮するメロン『レノンウエーブ』の種子を発売します。

濃厚な味わいで贈答用としても人気のネットメロンですが、消費低迷が続き、その背景には「食べごろが分からない」「せっかく買ったのにおいしくなかった」など、品質に対する消費者の不満もあります。市場ではより品質が安定し、食べごろが長く、当たり外れの少ないメロンが強く求められています。

一方、生産現場では、気象変動が激しさを増し、連作の影響で病害リスクが高まり、安定生産はますます困難となっています。中でも拡大傾向にあるえそ斑点病は、耐病性品種の開発が求められてきました。

この度発売を開始する『レノンウエーブ』は、えそ斑点病に耐病性をもち、耐暑性にすぐれ、高品質(肉厚・高糖度)で、かつ日もちがよく、食べごろが長続きする品種として育成しました。高品質メロンの安定供給と消費回復に貢献できればと願っています。

メロン『レノンウエーブ』

品種特性

●耐暑性にすぐれる

草勢は強めでつるもちがよく、高温期でも栽培が安定します。
低温期でも生育が緩慢になりにくいため、ハウス〜トンネル作まで幅広い作型で能力を発揮します。

●果ぞろいがよく秀品率が高い

果形は球形で果ぞろいよく仕上がります。ネットは太めで密に安定して発生し、秀品率が高くなります。

●市場性が高い

種子部が小さく、皮際まで果肉たっぷりで、需要拡大が続くカットフルーツにも適しています。肉質は緻密で高糖度。高温期出荷でも果肉は濃いオレンジに発色します。さらに、日もちにすぐれるため食べごろの状態が長続きするのが強みです。

●えそ斑点病(MNSV)に耐病性で作りやすい

えそ斑点病は、生育不良や果実の糖度が上がらない、あるいは“ス入り”を引き起こすなど、生産・流通の両面で影響を与えますが、「レノンウエーブ」は、安定した耐病性を示します。接ぎ木栽培でも防げなかった地上部(傷口など穂木)からの感染も防ぐことが可能です。その他つる割病(F0、F2)とうどんこ病にも耐病性を示し、裂果もしにくいため安心して栽培できます。

適期表

価格

品種名 量目 希望小売価格(税込み)
レノンウエーブ 100粒 7,236円