インフォメーション

2019.08.30

甘くておいしい夏野菜
とうもろこしの豆知識 3選
その1:甘みの強さによって種類が違う
その2:粒列は必ず偶数になる
その3:粒の数と絹糸の数は同じ

甘くておいしい夏野菜、とうもろこしの豆知識を3つご紹介いたします。

焼いたり、サラダで生でたべたり、など様々な料理に大活躍のとうもろこしですが、実は種類がたくさんあり、色も違います。また、おもしろい性質を持っていることをご存知でしょうか?
今回は、とうもろこしとスイ−トコ−ンの違いや、不思議な性質についてご紹介いたします。

【豆知識その1】甘みの強さによって種類が違う

◆スーパーや八百屋さんでは「とうもろこし」の札が立てられていることが多いですが、栽培するタネ袋や缶詰には「スイートコーン」と記載されています。
実はとうもろこしには種類がいくつかあり、その中の一つが甘味種、いわゆるスイートコーンです。ほかには下記のような種類があります。

とうもろこしは、甘みの強さから主に3つの種類に分類されます。その中の1つが甘味種のスイ−トコ−ンで、皆さんが普段食べているのは強甘味種(ス−パ−スイ−ト)が主流です。

  • ・缶詰などに利用される普通甘味種(スイ−ト)
  • ・さらに甘味が強く改良された強甘味種(ス−パ−スイ−ト)
  • ・もう一段上の甘みの極甘味種(ウルトラス−パ−スイ−ト)などに分類されます。

とうもろこしには他に下記のような種類があります。

  • 「フリントコ−ン」・・・ 主に家畜の飼料として使用される硬粒種。
  • 「デントコ−ン」・・・ 家畜の飼料になり、コ−ンスタ−チの原料にも使われる。馬の歯(デント)の形に似ているため馬歯種とも言う。
  • 「ポップコ−ン」・・・ 粒の皮が薄く、乾燥させるとかたくなり、それを加熱すると爆裂する種類。
  • 「ワキシ−コ−ン」・・・ もちもちした食感が特徴で別名「もちとうもろこし」。
  • 「ソフトコ−ン」・・・ 含まれているデンプンが多く、その濃度が薄いものであるため、粉にひきやすい軟粒種。

★スイ−トコ−ンは、粒の色でも大きく3種類に分類できます。

「ゴ−ルデンコ−ン(黄粒種)」
すべて粒が黄色の定番のとうもろこし。
「シルバ−コ−ン」
粒が細かく淡いクリ−ム色で、粒皮がやわらかい。
「バイカラ−コ−ン」
黄色と白が混じっている。

とうもろこしの不思議な性質とは!?

【豆知識その2】
粒列の数は必ず偶数になる

とうもろこしは生長過程で細胞が2つに分裂するため、粒列は必ず偶数になります。

【豆知識その3】
粒の数と絹糸の数は同じ

先端から伸びているひげは、絹糸と言って、とうもろこしの雌花で、雄花から花粉が雌花の絹糸に落ちて受粉します。粒の1つひとつから出ているので、粒の数と絹糸の数は同じになります。

絹糸 = 雌花
雄花

夏から秋にかけて、バ−ベキュ−などでとうもろこしを食べる機会も多いと思います。この豆知識で盛り上がりながら、お友達やご家族と一緒に楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?