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2019.09.02
“令和”に流行ると思う野菜にもランクイン!
「奇跡の野菜」「食べる輸血」
話題の野菜「ビーツ」
9月は秋まきビーツのタネまきに最適なシーズン。家庭菜園初心者にもオススメ!
タキイ種苗は、「奇跡の野菜」や「食べる輸血」といわれるほど栄養価が高いことで話題のビーツが9月のタネまきシーズンを迎えるにあたり、家庭菜園におすすめの品種や健康効果、食べ方などをご紹介します。
ロシア料理の“ボルシチ”に使われる野菜として有名なビーツですが、ヨーロッパでは昔から健康に良い野菜として食べられてきました。日本ではまだあまり馴染みのない野菜ですが、近年は高い栄養価や色鮮やかな見た目が注目されています。また、タキイ種苗が2018年に行った調査「平成最後の野菜の総括」の中の「2019年5月より始まる新元号に流行ると思う野菜は?」という質問では、スプラウト、パクチー(コリアンダー)、フルーツトマトに続きビーツが4位がに入るという結果となりました。
ビーツは、地中海沿岸地方が原産の根菜です。カブに似ていますが、実はホウレンソウと同じ仲間でヒユ科なのです。ビーツの鮮やかな赤色と、ホウレンソウの根元の赤色は“ベタシアニン”というポリフェノールの一種によるものです。
他にもビーツにはカリウムやマグネシウム、鉄など多くの栄養素が含まれていて、ビタミンB群の一種である葉酸が特に豊富です。葉酸は胎児の発育に欠かせない栄養素なので、妊娠を望んでいる女性や妊娠の可能性がある女性、また妊娠初期には積極的に摂取するように推奨されています。食べ方はボルシチだけでなく、手軽にサラダやピクルスにしても美味しいですよ。
生育適温が15〜21℃と冷涼な気候を好むビーツは、春まきなら3月中旬〜5月下旬、秋まきなら9月上旬〜10月上旬にタネまきを行います。ちょうどこれからが、タネまきをするのにいい季節です。ビーツは栽培期間が比較的短く60〜80日ほどで、栽培が簡単な初心者向けの野菜です。プランターでも栽培ができるので、この秋は家庭菜園に挑戦してみてはいかがでしょうか?
〜ビーツのタネはタネじゃない?!〜
ビーツのタネは「種球(たねきゅう)」というタイプで、植物学上は「果実」になります。1つの種球の中に2〜3粒の真正種子が入っているんです。そのため、1つの種球から数本の芽が出るので、タネを播く時は2cm間隔で播くのが良いでしょう。成長過程で間引き作業を行い、最終的に株間が10〜15cm程度になるようにします。
●タキイのおすすめ品種●
『デトロイト・ダークレッド』
ビーツの中でも強健で作りやすい品種。
葉柄も根も紫紅色に着色し、草丈が30cm程度となる晩生種。
根部の仲間で深紅に着色し、料理の彩りに美しい。
1袋(約380粒)232円(タキイ通販価格・税込)
ビーツの旬は6〜7月と11〜12月ですが、まだまだスーパーで見かけることが少ない野菜です。家庭菜園で作れば、栄養満点のスーパーフードを生で食べることができます。ぜひお試しください!