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タキイ種苗は、作りやすく、晩抽性のある早生タマネギ『ボルト』の種子を販売します。

2016年の全国的なべと病の大発生以来、府県産地では安定生産に向けた取り組みが模索され、また、新規産地でのタマネギ生産も注目を浴びるようになりました。

作型別での動向を見ますと、気象への不安が続く中で、在圃期間の短い早生タマネギの重要性が高まっています。しかし、その早生タマネギの作柄も、冬場の天候に左右されやすく、抽苔や分球が発生するなど、年々不安定になっているのが現状です。

早生タマネギは大玉の青切り出荷が定番ですが、暖冬の年には肥大しすぎで供給過剰となり、市場価格が安定しない要因の一つになっています。

今回発表する『ボルト』は、「安定した晩抽性を備えた玉じまりのよい早生タマネギ」を目標に育成して来た品種です。近年の暖冬でも対応できる晩抽性と、早生種としては皮の色つやにすぐれた高品質性を生かし、安定生産につなげていただけると考えています。