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2023.09.06

秋がイチゴの植え付けベストシーズン!
プランター菜園で「イチゴ栽培」を楽しもう
春には自宅で手摘み体験も♪

ビタミンCと食物繊維たっぷりの「イチゴ」は、子どもから大人まで人気の果物です。イチゴの苗を植え付けるのに適したシーズンは秋で、10月から11月にかけてが最適な時期です。この時期に植え付けることで、苗が十分に根付き、冬を越すことができます。そして翌年の春になると、イチゴの成長が促進されて良好な収穫が期待できます。
今回は、プランターで手軽にイチゴを栽培する方法をご紹介します。春には、自宅でイチゴ狩りを楽しめる身近なプランター菜園で、美味しいイチゴを育てましょう。

○イチゴの豆知識:イチゴのツブツブはタネではない!?

イチゴの表面にあるツブツブは、イチゴのタネではなく「そう果」 という“果実”です。ツブツブ(果実)は1粒に200〜300個あり、 イチゴは果実が集まってできた「集合果」と呼ばれます。
普段果実だと思って食べている部分は「偽果」といい、茎の先端の 花托が膨らんでできた部分になります。イチゴのタネは、ツブツブ (果実)の中に1つ1つ入っています。

イチゴはプランタ−でも育てやすい植物です。プランタ−で育てる場合は、日当たり、風通しのよい場所で、10月に苗を植えつけるとよいでしょう。甘くておいしいイチゴの収穫に向けて、ぜひチャレンジしてみてください♪

  • 〇イチゴの苗
  • 〇プランター(容量の大きいもの)
  • 〇土(野菜用の培養土)
  • 〇鉢底石
  • 〇ジョウロ
  • 〇スコップ

① 苗の植え付け(10月)
植え付け時の注意点は、クラウンの部分を埋めてしまわないよう浅植えにし、株間20〜30cmで植えつけます。植え付け後は、プランタ−の底から水が出るまでたっぷり水をあげてください。
∗クラウン・・・株元から伸びている短い茎のこと

② 水やり
イチゴは乾燥を嫌いますが、水をやり過ぎると根腐れの原因になるので、土が乾いていたら水をやるようにしてください。また、休眠中は低温や乾燥には強いですが、極度に乾燥すると枯れてしまうので、土の表面が白く乾いていたら水をやるようにしましょう。

休眠中の様子

③ 追肥(11月、2〜3月)
植え付け1カ月後と株が休眠から覚めて生育し始める2〜3月頃に、一般の化成肥料かイチゴ専用肥料を施します。冬の間は株が休眠しているので、追肥をする必要はありません。

④ 枯れ葉とランナ−の切除(3月中旬〜)
3月中下旬になると急に株が大きくなります。根ぎわの枯れ葉やランナ−を摘み取ります。
∗ランナ−・・・イチゴは親株からつるのように枝を伸ばし先端などに子株を作ります。この枝を「ランナ−」あるいは匍匐枝(ほふくし)、匍匐茎(ほふくけい)といいます。

⑤ 人工授粉(4月)
4月に入り暖かくなれば、花弁が白く中心が黄色くてかわいらしい花が咲きます。
開花初期は気温が低くミツバチなどの訪花昆虫が少ないので、受粉が不安定で奇形果ができやすくなります。奇形果を防ぐには、先のやわらかい毛筆や化粧用の筆などで花びらの内側の実になる部分を万遍なくなでるように、人工受粉するとよいでしょう。

⑥ 収穫(5月)
開花後30〜40日で収穫できます。家庭菜園では真っ赤に完熟した実を収穫できます!実の裏側もしっかり赤く色づいているかどうかを確かめてから収穫しましょう。

春にはご家庭のお庭やベランダでイチゴ狩りも楽しめます♪
ぜひ皆様も、今年の秋からイチゴの栽培にチャレンジしてみてください。