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2025.06.10
切り花市場に影響を与えた「サンリッチ」と変わるヒマワリのかたち
「サンリッチひまわり」物語
ヒマワリが、贈る花になるまで
夏の花といえば、やっぱりヒマワリ。太陽に向かってまっすぐ咲くその姿に、元気や前向きな気持ちを重ねる人も多いのではないでしょうか。
でも少し前まで、ヒマワリといえば背丈が2m近くにもなる大輪の花が主流。その大きさゆえに、花束やアレンジメントとして見かけることはほとんどありませんでした。
「ヒマワリの花束を、誰かに贈る日が来るなんて・・・」
そんな夢に影響を与えたのが、1991年に誕生したタキイ種苗の「サンリッチひまわり」です。
コンパクトな草姿と花粉が出ない品種開発により、「切り花ヒマワリ」という市場を拡大したこの品種は、今やブーケやアレンジメントの定番として、家庭でも気軽に飾れる存在になりました。
今回は、そんな「サンリッチひまわり」が生み出した変化とともに、ヒマワリの新しい楽しみ方をご紹介します。

■タキイ種苗のヒマワリ品種開発 年表
1979年 ヒマワリの品種開発開始
将来的な発展の可能性を見いだしヒマワリの品種開発に着手。
当時は、花壇用や観賞用が主流で、切り花用としての利用は極一部に限られていました。

1990年 矮性の花壇用品種『ビッグスマイル』 誕生
1990年に開催された大阪花博でグランプリ獲得。小さな子どもの目線で楽しめる花壇用品種で人気に。

1991年 「サンリッチ」シリーズ 誕生
花形と草姿にすぐれ、無花粉の特性を兼ね備えた、まさに“切り花のためのヒマワリ”。国内外の切り花市場に大きな影響を与え、現在でも多くの生産者の皆様に栽培いただいています。

2003年 緑芯タイプ「フレッシュ」シリーズ 誕生
「サンリッチ」シリーズに、緑芯タイプの「フレッシュ」シリーズが誕生。カラーバリエーションが増え、アレンジメントの幅を大きく広げました。

2020年 「サンリッチUP(アップライト)」シリーズ 誕生
世界初、真上を向いて咲く切り花向けヒマワリ。アレンジメントやミニブーケに今まで以上に使いやすいヒマワリを創ること、そのようなヒマワリができたらこれまで以上に切り花ヒマワリの流通量が多くなり切花業界に貢献できるのではないかという発想から品種を開発。まっすぐ上を向くため、ラウンドブーケやアレンジメントに適しています。また、横箱でも花の向きを気にせず箱詰めできるため、出荷時の作業効率もよい革新品種。

「ヒマワリを“届ける花”へ」と進化させたサンリッチシリーズは、まさに「贈るヒマワリ」というカテゴリーに適した存在となっています。


■「サンリッチ」だから、贈りたくなる
“切り花”としての理想を形にした「サンリッチ」。
◆「サンリッチ」の特長
- ①しっかりつくれる栽培性・・・発芽から栽培初期はじっくりと成長し生育が揃います。栽培後半には茎が固く花首もしっかりした高品質の切花に仕上がります。
- ②すっきりシャープな花形・・・・花弁がすっきりシャープで美しく、整った花形を長く維持します。
- ③豊富なビタミンカラー(全10色)・・・花色がオレンジや黄色、バイカラー系と豊富で様々なシーンで彩りを添えます。

(2025年6月現在)
■父の日にヒマワリを贈る理由
英語で「サンフラワー」、フランス語では「ソレイユ」と呼ばれ、「太陽の花」として世界中で親しまれるヒマワリ。その明るく力強い印象は、まさに“お父さん”のイメージそのものです。
ヒマワリの花言葉は「憧れ」「敬慕」。感謝や尊敬の気持ちを込めて贈る花として、近年「父の日にヒマワリ」がじわじわと定着してきています。
■父の日に咲く、「サンリッチひまわり」のある風景
タキイ種苗は、父の日に合わせ、「サンリッチひまわり」を用いたイベントを行っています。
ベスト・ファーザー「イエローリボン賞」の認定商品
今年で44回目を迎えるベスト・ファーザー「イエローリボン賞」発表・授賞式が、2025年6月4日(水)に東京會舘にて開催されました。約3,500本の「サンリッチひまわり」が、会場装飾、受賞者の花束贈呈にも使用され、「イエローリボン賞」に選ばれた素敵なお父さんを祝福する授賞式を華やかに演出しました。この賞では、日本メンズファッション協会が、毎年各界で活躍されている“素敵なお父さん”を選出して表彰されます。タキイ種苗の「サンリッチひまわり」は、世界中で愛され続け、元気で力強いお父さんを連想させるヒマワリとして評価いただき、この賞の認定商品となっています。

大阪国際空港にて父の日に「サンリッチひまわり」の展示
ANAグループとコラボレーションし、大阪国際空港での父の日イベントを10年以上開催してきました。2025年度も大阪国際空港では、6月15日(日)10時00分〜15時00分に「サンリッチひまわり」を用いた特製ひまわり畑のフォトブースを設置します。
また、全国10カ所以上のANAの空港カウンターでは、父の日に合わせ※合計約3万袋の「サンリッチひまわり」のタネの配布を行う予定です。
※各空港により配布期間は異なります。

RUNNET リレーカーニバル ハマスタにて「サンリッチひまわり」の展示
2025年5月24日(土)に開催された「RUNNET リレーカーニバル ハマスタ」にて「父の日にヒマワリを贈ろう」のパネルとともに、「サンリッチひまわり」を用いた特製フォトブースを設置。また、同イベントのファミリーランに参加されたお子様には、参加賞として「サンリッチひまわり」をお渡ししました。

■家庭で楽しむ「サンリッチひまわり」の魅力
贈るだけではなく、「育てて楽しむ」ことができるのも「サンリッチひまわり」の魅力のひとつです。
ヒマワリというと広い畑で育てるイメージがありますが、サンリッチシリーズはコンパクトな品種のため、ベランダでのプランター栽培も可能です。草姿が整っているため、ご家庭でも扱いやすく、花壇や鉢植えでも見映えがよいです。

育てる楽しさ
タネから育てると、芽が出る喜び、つぼみがふくらむ期待感、咲いたときの感動を味わうことができ、毎日がちょっと楽しくなります。お子さんと一緒に観察日記をつけたり、写真を撮って生長を記録するのもおすすめです。
咲かせて飾る喜び
一輪咲いただけでも存在感のあるサンリッチ。ご家庭で咲いたヒマワリを自分で切って、玄関や食卓に飾るという楽しみ方もできます。自分で育てた花は、花屋で買うものとはまた違った愛着があります。
タネを贈るという選択肢
「ヒマワリを贈る」だけでなく、「ヒマワリを育てる体験を贈る」というのも新しいギフトのかたち。特に父の日に、お子さんと一緒に育ててもらう“時間のギフト”としても喜ばれています。

■咲かせる笑顔は、ヒマワリの数だけ
「サンリッチひまわり」は、ただの切り花ではありません。
「誰かに届けたい」という気持ちをのせて咲く、心を動かす花です。
この夏、そして父の日に。
感謝を込めた贈り物として、「サンリッチひまわり」を選んでみてはいかがでしょうか?あなたの“ありがとう”が、きっと誰かの笑顔になります。