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2004.11.11 | ||||||||||
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皮が硬かったり、皮が厚くて発芽しにくいタネは、吸水をよくするために、タネにヤスリで傷をつけたり、熱や化学薬品で処理をして発芽率を上げていましたが、いずれの方法もタネに悪影響を及ぼすという欠点がありました。
今回新たに開発した方法は、一粒一粒のタネにレーザー光を当てて、タネの皮に穴をあけることで、タネ内部の種子胚を傷めることなく、水が吸い込みやすくなり、発芽率が大幅に改善されます。 草花のカンナは、従来の処理方法では発芽率が50〜60%でしたが、この処理方法により、発芽率が格段に向上しました。 カンナのタネ用に、この技術を利用した処理機械も同時に開発しました。これにより、高速で均一な処理が可能になり、来春から発芽率の良いカンナのタネをご提供できることになりました。タネから育てるカンナのトロピカルシリーズ(4色:イエロー、レッド、ローズ、コーラル)をぜひお試し下さい。 引き続き、アサガオやユウガオなど、他の硬いタネにも利用できるように機械の改良を進めてまいります。
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