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2004.11.16

平成16年9月2日、群馬県嬬恋村の高冷地野菜研究センターで開催された「第55回全日本そ菜原種審査会(キャベツ春まき夏どりの部)」で、タキイ交配「彩里」が1等特別賞を受賞しました。
冷涼地の夏どり栽培での優良品種選定を目的として、5月13日播種、6月15日定植で栽培されました。定植時の降雨で圃場(ほじょう)状態が悪く、また生育前半の高温と乾燥で生育の不揃いが生じました。後半、平年並みの気象条件となりましたが、前半の栽培環境が影響したため、『揃い性』と『肥大力』の評価が重視される審査会でした。結果は、『揃い性』『玉肥大』『玉じまり』『形状安定性』の総合力が評価され、「彩里」が1等特別賞を受賞しました。
「彩里」は、『黒腐病に強く』『揃い性と形状の安定性』に優れる寒玉早生種で、冷涼地の夏秋どり、一般地・暖地の年内早どりの作型にお薦めです。

審査結果
立毛100点、収穫物300点、合計400点満点
順位 等級 品種名 立毛 収穫物 合計
1位 1等特別賞 タキイ交配「彩里」 80.29 250.14 330.43
*出品品種数は29点
 
「彩里」の優秀性が認められました。 「彩里」の審査会園場での様子。