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野菜

「たのしい家庭菜園」

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追肥の施し方バリエーション

 トマトやキュウリなど生育期間の長い野菜や、葉が丸まって玉になり始めるころから肥料を必要とするキャベツやハクサイなどでは、元肥として施した肥料以外に、生育状態によって追肥を行います。
 追肥を施す位置は、基本的に作物の根群の先端あたりが最も効率がよく、目安としては、株元から最も離れた地上部の葉やつるの先端の下あたりです。
 元肥には、効きめがゆっくりしている緩効性肥料を中心としますが、追肥には、速く効く速効性肥料を含んだものを用い、何回かに分けて施します。特に流亡しやすいチッソ肥料やカリ肥料が切れないよう注意しましょう。
 動画で使用した「有機アミノ酸肥料」は速効、緩効、遅効をバランスよく含んでおり、1号はじっくり効いて、2号は、やや速効性で追肥向きです。
 施肥の方法としては、施肥位置に穴や溝を掘って施し、土を掛けておく方法や、液肥を水で薄めて潅水を兼ねて施す方法などがあります。あくまでも生育に合わせた分量で、一度にドカッと施しすぎないよう注意しましょう。
 なお、マルチ栽培においても、追肥はほぼ同じ方法で行います。動画のように杭でマルチごと穴をあけるか、マルチのところどころにカッターナイフなどで小さく切り込みを入れる方法もあります。また、マルチの裾をめくりあげる方法もあります。そして液肥を与えるか、穴肥、溝肥を施します。ただし、穴肥、溝肥などマルチの場合は、肥料を施した後、潅水して、肥料をよく効くようにしておくことが大切です。