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「たのしい家庭菜園」
ビニールトンネルの張り方
動画では「サンサンネットトンネル」を張っていますが、冬場の防寒・防霜対策や、定植後の活着、その後の生育促進や病害虫対策などトンネルを活用すると野菜作りの幅も広がります。ここでは一般的なビニールトンネル設置の手順を紹介しましょう。
風の強い日はビニールがバタついて張りにくいので、できるだけ風のない日を選んで作業しましょう。またトンネルを張ってしまうと、畝立てや元肥、マルチなどの作業ができませんので、あらかじめこれらの手順を経てから取りかかります。
張り方の手順
トンネルを張る畝や位置を決め、長さ200cmぐらいのトンネル支柱(プラスチック製のものが使いやすいでしょう)をアーチ型に挿していきます(50cm間隔ぐらい)。
畝の両端にビニールを結び付ける杭を斜めに打ちます。そして、畝の一番端の外側に少し傾けて、もう1本支柱を挿しておきます。こうしておくと、畝端のビニールが斜めにきれいに張れます。
ヒモを一方の杭に結び、各支柱にそのヒモをクルリと掛けながら渡し、もう一方の杭に結び付けて支柱を固定します(防虫ネットや不織布など軽いものは省略してもよい)。
ビニールの一方の端を杭に結びつけ、もう一方の端を持ってピンと張り、反対側の杭に結び付けます。
支柱と支柱の間をビニールがバタつかないように適当な間隔で、ヒモや別の支柱などで押さえます。
トンネル内に定植後
定植後は、しっかりと根づくまで、1週間から10日程度は密閉したままで保温に努めます。一般に、ビニールの内側に水滴がついて中が曇る程度がよいとされ、これぐらい湿度があれば、トンネル内の温度が上昇しても葉焼けなどを起こすことが少なくなります。
その後、新葉が確認できたころ、いきなり冷たい風が吹き込んだりしないよう、裾から少しずつめくりあげて換気します。