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病害情報

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文章執筆:守川俊幸(富山県農業技術センター) 写真提供:守川俊幸(TM)



 収穫した球根に発生し、鱗片上に黒褐色病斑が形成される。7月下旬から発病が顕著となり、このころになると病斑部は陥没して、外皮上から手で病斑の存在が確認できる。両病害とも球根のどの部位にも感染するが、傷がつきやすい裂皮した部分や外側球(オフセット)からの感染が多い。弱い品種では、ほとんどの球根が侵されて、壊滅的な被害を被ることがある。両病害の初期病斑は、互いに類似しているため見分けるのは難しいが、病斑の拡大が進行する7月下旬以降は、以下の点で病徴に差が認められる。すなわち、黒腐病の病斑周縁部が主に鱗片の表層部を進行するのに対し、褐色腐敗病は鱗片の中層部を進行する点で異なる。




 病原細菌は、黒腐病がブルクホルデリア アンドロポゴニス(Burkhorderia andropogonis)、褐色腐敗病がブルクホルデリア グラディオリ(Burkhorderia gladioli)であり、両病害とも球根伝染し、収穫した球根を水洗いした際やその後表面が乾くまでの間に、主に傷口から感染する。傷口が侵入門戸であることから、球根を保護する外皮がやわらかい(傷がつきやすい)品種で発生が多く、外皮がかたい品種であっても裂皮すると発生しやすい。





 必要がなければ球根の水洗いを行わないことが、最も効果的である。また、球根伝染することから、発病球根を種球根として用いないことが防除の基本となる。傷が重要な感染門戸であることから、収穫調整時は傷をつけないように注意する。水洗い後の球根は速やかに乾かし、涼しい所で貯蔵する。


データ作成年月日:2007/09/30

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写真1(TM)