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栽培基礎講座

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一般的なポイント 作り方のポイント 1・2年生草花一覧表


1〜2年生草花
朝顔(アサガオ)
まく時期:5月上・中旬
開花期:7〜9月
花の色:赤、桃、紫、白、青、絞り
用途:花壇、鉢植え
耐寒性:弱い
朝顔(アサガオ)は、古くから中国からわが国に渡来し、平安時代までは下剤として、薬用につくられたといわれています。その後、観賞用につくられるようになり、最も盛んであったのは江戸時代で、当時いろいろの改良種がつくり出されています。
■鉢づくり
タネまき
鉢づくりには、青斑入り蝉葉種を選びます。5月上・中旬がまく適期で、タネが堅いためヘソの部分をわずかに、ナイフかヤスリで削って芽切りしてから、箱か鉢まきにします。まき土は、砂か肥料分の少ない土を用います。
まき方は、3〜4cm間隔に、タネをうつむけにして、ヘソの部分がやや上に向くように、斜めに押しこみます。この深さは約1cmぐらいにします。約5日ほどすると発芽するが、このとき、まき方が悪かったり、覆土が浅かったりすると、皮をかぶったまま伸びてきます。

鉢上げから本植えまで
子葉が開き、本葉が少し見えはじめたら、根を切らないようにして苗を掘り上げ、主根を少し切ってから、4号鉢に仮植します。この移植は、曇天か夕方を選びます。
活着すれば、十分に日光に当て、水やりはひかえめにし、この間の肥料は与える必要がありません。その後、20〜30日もすると、鉢に根が回るから、7号鉢に本植えしてやります。

鉢植え用土
見事な花を咲かせる一つのコツは、水はけがよく、水もちがよいこと、通気がよくて柔らかく、固まらないこと、しかも肥料を含んでいる土を用いることが必要です。したがって、この一例をあげると、腐葉土5、培養土3、川砂1、くん炭1の割合にした土を用います。

あんどん仕立て
このつくり方は、最も初心者向きで、つるが伸びて30cmぐらいになったとき、あんどん型に3方に支柱を立て、針金の輪につるをまきつけます。朝顔(アサガオ)のつるは左ききで、下段から中段、上段と巻いてくれば、先端のつるを摘心して止めます。この間の腋芽は摘みとり、1本のつるだけからませます。
ラセン仕立て
次頁の図のようにラセン状にした針金支柱をつくり、これに巻きつける方法で、あんどん仕立てに準じます。

切込み仕立て
本植えの鉢は、6号鉢を用います。本葉が9枚になったころ、5枚のところで第1回の摘心をし、最上部の芽は取り除きます。このところの葉は子づるをつくるのに大切な葉で、肥吸い葉ともいいます。側芽が2〜3芽伸びて、子づるとなりますが、この4〜5枚のところのうけ葉(下から上に向いている葉)のところで、第2回の摘心をします。子づるのもとの節からも、孫づるが伸びるから、これも4〜5枚のところで、第3回の摘心をします。

肥料
本植えして本葉が7〜8枚のころ、乾燥肥料を小サジ2杯ほどやり、さらに1週間して、鉢の反対側に同量与え、同時に増土をします。生育期間中は、液肥200倍を適当にやり、開花1週間前でとめます。

垣根づくり
ベランダに竹の棚をつくるか、アーチやポール仕立てにする方法です。この品種は、大輪種でなくてもよく、むしろ西洋朝顔(アサガオ)を選んだ方がおもしろい。これらは、午後3時ごろまで咲き、しかも多花性です。
タネは直まきするか、箱か鉢にまいて苗をつくり、本葉が見えはじめたころに植えつけます。その後は、適当につるをからませてやればよろしい。
 

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朝顔(アサガオ)
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