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2009.02.05 |
平成20年10月28日(火)、千葉県農林総合研究センター暖地園芸研究所(館山市)において、第54回全日本花卉品種審査会(キンギョソウの部)が開催されました。 千葉県は全国の3分の2を占める国内最大のキンギョソウの産地で、審査会の行われた南房総地域はその中心産地となります。冬季に省コストで栽培できるキンギョソウは生産者の注目が集まっています。 この審査会で、タキイの『EK−859』が1等特別賞を、『EK−858』が3等を受賞しました。 播種は7月31日、200穴のセルトレイで育苗後、8月20日に定植。気温は平年より高めで推移したものの順調に生育し、一部草丈の伸びない品種もありましたが、全品種が開花した状態での審査会となりました。 『EK−859』は、花色が濃黄色で詰りのよい花穂の形状をしており、茎が硬く揃い性が非常に優れていたことが評価されました。『EK−858』も同色のよく似た特性を持つ品種であり、やはり高品質でボリューム感ある草勢や揃い性の高さが評価されました。 |
1等特別賞の『EK−859』 |
花色は濃い黄色で中大輪、輪数が多く花のつまりが極めてよいため、 まとまりよいボリュームのある花穂を形成する。 開花は早生で揃いがよく、草丈もよく伸び90cm前後となる。 茎は非常に硬く、高温期でも軟弱になりにくく曲がりも発生しにくい。 芯どまりなどの症状も出にくいため、早い出荷期からでも良質の切花が採花できる。 |
3等の『EK−858』 |