タキイ種苗は、株式会社学習研究社に協賛・協力し、種苗業界としては初めての児童向けの学習まんが書籍「学研 まんがでよくわかるシリーズ」から『野菜と花 タネのひみつ』を刊行し、社会貢献活動の一環として全国の小学校約23,500校と公立図書館約3,000館に寄贈いたしました。
『野菜と花 タネのひみつ』では、普段野菜や花に接していながら、知る機会が少ない種苗会社の役割や仕事内容を、174年の歴史をもつ種苗業界のリーディングカンパニーとして、子供たちにまんがで紹介しています。内容はタネの基本的な話に留まらず、種苗会社がタネをどのように管理・供給しているか、ブリーダー(育種家)を中心とした品種の創造と改良、生産者の栽培と苦労、そして育てることの大切さなどをテーマに構成。日常なにげなく接している野菜や花の成り立ちや、野菜では「病気や害虫に強い」「たくさん収穫できる」「味がよい」「機能性成分の向上」、花では「新しい花色の追加」「咲く時期の延長」などを目標に研究を行い、10年以上の期間をかけて一つの新しい品種を生み出していることなどが詳しく描かれています。
現在、種苗業界では子供たちの将来と日本の農業の発展に寄与する「食育」活動を推進しています。この書籍を通じて子供たちが、農業への理解を深め、人間にとって欠かせない「食」と「農」というものの重要性と可能性を知ってもらう一助になることを願っています。また、タキイ種苗の経営理念として「より良い種子を創造し、高品質種子の安定供給により社会に貢献する」を掲げています。
タキイ種苗はタネを通じ農業の分野で、日本のみならず世界に向けて有用な品種開発とそのタネの安定供給を続け、安全・安心な野菜、花の生産に今後も貢献することができるよう努力してまいります。 |