タキイ種苗は、2009年の新品種として、ユーストマ(トルコギキョウ) 『F1ラ・フォリア®』 『F1なみだ』の2品種を生産者向けに新発売いたします。
『F1ラ・フォリア®』は、今までにない鮮やかな赤色で、中小輪の花型も美しく上品な存在感があります。また、バラと見間違えるほどの美しい赤紫色の蕾(つぼみ)も特徴の一つです。品種名は日比谷花壇の命名で、商標登録も取得しました。
『F1なみだ』は、晩生※で光沢のあるラベンダー色です。これまで、八重咲きのラベンダー色は品種数が少なく、大輪で早生※や中生※の品種しかなかったため、出荷数量や品質が不安定でしたが、中小輪で晩生の『F1なみだ』が加わることで、市場で安定的に流通させることが可能になります。
ユーストマの主力花色といえば白やピンクですが、近年フラワーデザインがヨーロッパの影響を強く受けるようになり、様々な花色の品種が世界各地で開発・発表され、人気が出てきています。特に日本は、世界NO.1の品種数と切花品質を誇り、各社が品種改良にしのぎを削っています。
タキイ種苗では、『F1ラ・フォリア®』『F1なみだ』を筆頭に、今後も様々なバリエーションの品種改良を行い、ユーストマの更なる市場の拡大を目指し、品種の活性化を図ってまいります。 |