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2009.08.19
優雅で華麗な花型!さらに高品質!中小輪八重咲き品種ユーストマ(トルコギキョウ)
『F1ラ・フォリア®』『F1なみだ』を新発売
タキイ種苗は、2009年の新品種として、ユーストマ(トルコギキョウ) 『F1ラ・フォリア®』 『F1なみだ』の2品種を生産者向けに新発売いたします。

『F1ラ・フォリア®』は、今までにない鮮やかな赤色で、中小輪の花型も美しく上品な存在感があります。また、バラと見間違えるほどの美しい赤紫色の蕾(つぼみ)も特徴の一つです。品種名は日比谷花壇の命名で、商標登録も取得しました。
『F1なみだ』は、晩生で光沢のあるラベンダー色です。これまで、八重咲きのラベンダー色は品種数が少なく、大輪で早生や中生の品種しかなかったため、出荷数量や品質が不安定でしたが、中小輪で晩生の『F1なみだ』が加わることで、市場で安定的に流通させることが可能になります。

ユーストマの主力花色といえば白やピンクですが、近年フラワーデザインがヨーロッパの影響を強く受けるようになり、様々な花色の品種が世界各地で開発・発表され、人気が出てきています。特に日本は、世界NO.1の品種数と切花品質を誇り、各社が品種改良にしのぎを削っています。
タキイ種苗では、『F1ラ・フォリア®』『F1なみだ』を筆頭に、今後も様々なバリエーションの品種改良を行い、ユーストマの更なる市場の拡大を目指し、品種の活性化を図ってまいります。
ラ・フォリア® なみだ
 鮮やかな赤が上品で美しい『ラ・フォリア®』 晩生で光沢のあるラベンダー『なみだ』
◆『F1ラ・フォリア®』の主な特長
これまでにない鮮明な赤色の中小輪八重咲き中晩生種
葉も小型で花の大きさと調和する
やや茎は細く段咲き開花性が強い
中間地から高冷地では季咲中心の作型に向く。暖地では秋から年内出荷を狙う
◆栽培上のポイント
強光線下で花焼けしやすいので、開花期には30%程度の遮光をする
低温の影響で花弁に紫色が入るため、保温することで花色が安定する
栽培難易度は高いので十分性質を理解した上で、栽培することが重要
<作型表>
F1ラ・フォリア®作型表
バラと見間違えるほど美しい花型
 バラと見間違えるほど美しい花型の『ラ・フォリア®』
◆『F1なみだ』の主な特長
立ち弁のかわいらしい中小輪八重咲き晩生種
小売から業務まで幅広く需要の見込めるラベンダーブルーの花色
中間地から高冷地の季咲き中心の作型に向く
◆栽培上のポイント
低温期は無駄な側枝が中段から付いてしまうため、適当な数に枝数を制限する
節間が詰まり草丈がやや低いため、潅水量は多めにする
暖地の抑制年内切り栽培では、11月中旬に出荷が終わる作型にする
<作型表>
F1なみだ作型表
アレンジもかわいらしい
アレンジもかわいらしい 『なみだ』
<価格> 全国種苗店・園芸店にて販売中
品種名 量目 希望小売価格(税込み)
F1ラ・フォリア®
F1なみだ
ペレット3000粒 12,600円


<注釈説明>
晩生/早生/中生…相対的に播種(種まき)してから、開花までの日数。日数が短いものから極早生・早生・中早生・中生・中晩生・晩生という。