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2010.07.21 |
タキイ種苗では、袋栽培のノウハウをわかりやすく解説した「どこでも誰でも手軽でカンタン!袋で野菜をつくろう!<野菜の袋栽培>」をホームページ「タキイシードネット」上で公開しました。
タキイの人気商品「そのまんまトマト畑」「実のなる野菜畑」を使って、春から1年間にわたり色々な野菜を栽培した記録とノウハウを紹介しています。 主なコンテンツの内容は、 (1)袋栽培の手順、(2)培養土の作り方、(3)元肥や追肥の方法、(4)タネのまき方、(5)育苗の仕方、(6)苗の植え方、(7)品目ごとの説明 になっています。 春からの野菜(1作目)はトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、エダマメ、スイカ、スイートコーン、オクラを紹介。秋からの野菜(2作目)はブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、ハクサイ、ミブナ、タマネギ、ダイコン、チンゲンサイ、ホウレンソウ、イチゴ、ネギ、ニンジンを。再び春からの野菜(3作目)では、サツマイモ、キュウリ、ラッカセイ、草花の栽培方法をイラストや写真入りで個別に紹介しています。 袋栽培とは、鉢やプランターの代わりに丈夫な袋を用い、そこに土を入れ肥料を加えて野菜などを栽培する方法で、手軽にどこでもできるのが最大の特長です。庭のない家庭でも、玄関脇やベランダ等で場所をとりません。大型の鉢やプランターは重くて高価ですが、袋をそのまま使うので容器代がかからず経費も安くつきます。身近なところに設置できるメリットにより、観察や水やりなどの管理、収穫、そして、栽培後の片づけも簡単です。袋には使用済みの米袋や肥料袋などのポリエチレン袋や、通気性のよい麻袋などが利用されますが、タキイ種苗ではあらかじめ野菜作りに適切な成分調整をほどこした培養土入りの袋栽培セット「そのまんまトマト畑」「実のなる野菜畑」を販売し、好評を得ています。 袋栽培は、畑や花壇の少ない幼稚園、小中学校等での栽培学習の教材としても最適で、場所の移動も簡単なので、植物の生長、開花、結実の観察が身近にできます。特に中学校では平成20年に告示された新しい中学校学習指導要領の技術科において、「生物育成に関する技術」という内容が新設されました。今回の改訂では「生物育成」は必修項目となり、栽培がその中心として位置付けられ、平成24年度の実施に向けて、教育現場で準備が進んでいます。しかし栽培を経験したことのない教員の方も多く、その指導書も少ないことから、食育・農育活動を応援する弊社としても、このコンテンツがこれら栽培活動に貢献できるテキストになればと願っています。 コンテンツをご監修いただいたのは、京都教育大学附属環境教育実践センター教授 梁川 正先生(日本農業教育学会長)。梁川教授が京都教育大学教育学部附属幼稚園長在職中に、タキイの「そのまんま畑」シリーズを使って、附属幼稚園の園児とともに野菜の袋栽培を実践された記録がベースになっています。 |
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