― 「そのまんま野菜畑」とは―

「そのまんま野菜畑」は
培養土袋に直接野菜のタネや苗を植え付けて栽培が行えるように設計された袋栽培専用培養土です。

  • 培養土袋が自立するため、鉢やプランターなどの栽培資材が不要で、場所を選ばずどこでも手軽に家庭菜園が楽しめる。
  • pHやEC(電気伝導度)を調整した培養土に、栽培に適した肥料を添加しているため、施肥や耕うんなどの土づくりを必要としない。
  • 安全安心な高品質原料の使用により、連作障害や土壌病害などの感染リスクが低い。
    また、使用している肥料は長期間、持続的に肥料が効くタキイこだわりのコーティング肥料を採用しています。温度と水分によってジワジワと肥料が溶出してくるため、栽培期間全体を通して安定した栽培が行えます。

―「そのまんま野菜畑」の使用方法―

袋の組み立て方

STEP 1

袋を逆さにして(ボタンの付いている方を上)、培養土を下側に寄せます。

STEP 2

両側のスナップボタンを持って、凹側と凸側を合わせてしっかりと留めます。

STEP 3

袋を再度ひっくり返し(ボタンで留めた部分が下)、2〜3度袋をついて土を底部に寄せます。

STEP 4

カッターやハサミなどで袋の片面のみを切り取ります。

STEP 5

切り取り口を外側に2〜3回折り返します。

STEP 6

袋下部側面にドライバーや鉛筆などで排水穴を数カ所開けます。下が濡れると困る場合はシートや新聞紙などをあらかじめ敷いておいてください。

設置場所

日当たりがよく(南向きまたは東向き)、風通しのよい場所への設置が好ましいです。アスファルトやコンクリートの上など、極端に地温が上昇する場合などは、スノコなどを敷いて風通しをよくしてやるとよいでしょう。

日当たりがよく風通しのよい場所に設置します。コンクリートなどの上ではスノコなどを敷きます(写真は旧パッケージを使ったものです)。

植え付け時期

栽培を行う品目によって作付け時期を決めてください。果菜類の栽培(春〜夏作)を行う際には遅霜に注意し、暖かくなってから植え付けを行いましょう。

●夜温が下がる時期は

夜温が極端に低下して霜が降りそうな場合や大雨時には、袋の折しろを伸ばし、洗濯バサミなどを用いて閉じることで、霜や雨から苗を保護することができます(右写真参照)。

●寒さ対応もしっかりできる

潅水方法

袋を開封したら3〜4ℓの水をやり、しっかりと土になじませてから植え付けを行います。植え付け後も再度少量の水をやり、根の活着を促しましょう。
潅水は培養土表面の乾き具合を目安にしてください。生育初期のうちは水のやりすぎに注意し、3〜4日に1回、ジョウロでやさしく2ℓ程度の水を与えてください。
また、植物が大きくなり始めた生育後期には1日に1〜2回、2〜3ℓ程度の水を与えてください(植物体の大きさや天候に応じて潅水量は変えてください)。

― 「そのまんま野菜畑」の栽培方法―

植え付け

「そのまんま野菜畑」1袋に対し1株の苗を植え付けます。苗は、本葉がしっかりと展開し、茎が太くがっちりと生長したものが好ましい姿です。

  • 袋の土に植え穴を開けます。
  • ポリポットなどに植えてある苗をやさしく取り出します。
  • 植え穴に入れます。
  • 土を軽くかぶせて、手のひらでしっかりと鎮圧します。植え付け後は株元にジョウロでやさしく水やりをしましょう。

ポイント

ミニトマトの植え付けの際に花芽がついている場合は、収穫がしやすいように花芽を縁側に向けて植え付けましょう。

支柱立て例

トマト、キュウリ

使用する道具

  • 長い支柱(150〜180p)× 3本
  • 短い支柱(50〜70p)× 2本
  • ひも
  • 誘引ネット
    (キュウリの場合のみ)
  • 長い支柱を等間隔に3本立てます。
  • 短い支柱を、長い支柱の上部と中部にひもで縛り、固定します。
  • 苗を真ん中の長い支柱にやさしく誘引します。誘引は生長にともない茎が肥大することを考慮して、余裕を持たせて8の字型に行います(8の字誘引)。
  • (キュウリの場合のみ)園芸ネットを支柱の幅、高さにカットし、ひもなどで支柱に結び付けて設置します。

ナス

使用する道具

  • 長い支柱(150〜180p)× 3本
  • 1本目の支柱を斜めに挿します(培養土表面に対して60°くらいの斜度)。
  • で挿した支柱に対して60°くらいの角度をつけて2本目の支柱を挿します。またで挿した支柱に対して60°くらいの角度をつけて3本目の支柱を挿します。
  • 主枝および2本の側枝が生長したら、それぞれ支柱に誘引しましょう。

※上記の苗や支柱などの道具は「そのまんま野菜畑」には付属しておりません。