インフォメーション

2010.11.01
<タキイ種苗 175周年発表品種>
これまでにない、苦くないピーマン!!肉厚ジューシーでキュートな形
約80%の子供が支持する『こどもピーマン』を新発表
こどもピーマン
タキイ種苗は、今までにない全く新しいタイプのピーマンで、苦くなく肉厚でジューシーな『こどもピーマン』を11月1日に新発表します。

野菜に関するアンケートでは、常に子供の嫌いな野菜の上位に位置する“ピーマン”。その独特のピーマン臭や苦味は、子供たちだけでなく、大人にとっても苦手な方が多く、敬遠されがちな野菜です。しかし、緑黄色野菜として栄養価が高いため、細かく刻むなど、調理に工夫をして子供たちに食べさせる家庭が多いのが現状です。今回、新発表する『こどもピーマン』は、これまでのピーマンに比べて苦くなく※1、ピーマン臭がない品種で、さらにビタミンCやカロテンが豊富に含まれており、栄養価が高いことも特長です。※2

『こどもピーマン』は、一般的なピーマンやパプリカとは形状も味も異なり、肉厚でジューシーさを持つ、これまでにない新しいタイプのピーマンです。果実は長さ約10cm、重さ40gほどの使い切りのサイズで、果皮はスムースでツヤのある濃緑色でキュートな果形をしています。一般的なピーマンより細い果形は、輪切りや半分に切って調理すると、子供のお弁当の具材にも使用しやすい野菜です。食味については、小学生を対象に実食調査を行った結果、81.5%の子供たちが生で食べてもおいしいと回答しており、一般的なピーマンとの相対評価でも79.6%の子供が『こどもピーマン』の方が好きと回答しました。また、調査対象の子供の母親からは「買いたい」という購入意向が90.7%に上り、「苦味がなく食べやすい」「子供が喜んでおいしいと言った」などの理由が挙げられました。※3

今後、タキイ種苗では『こどもピーマン』を従来のピーマン産地のほか、新規品目として取り組まれる産地、さらには直売所や家庭菜園などに向けて推進活動を行います。生産者にとって安定した価格の野菜として選択されるように、種子の販売から青果の流通まで共通したロゴマークを使用して、新しい野菜として認知を高め、ブランド化を目指します。また、ピーマン嫌いの多い子供世代(幼稚園〜小学生)やその両親に向けて、消費の拡大のために、レシピの紹介など食文化に新しい提案を行っていきます。
お弁当の具材にもぴったりなサイズの『こどもピーマン』  
お弁当の具材にもぴったりなサイズの『こどもピーマン』
食べごろサイン 肉厚でジューシーな果実
食べごろサイン 肉厚で
ジューシーな果実
◆『こどもピーマン』の主な特長
苦味が少なく、ピーマン臭がない
肉厚でジューシー、食べ応えがある
ビタミンC・カロテンが豊富
キュートな果形
◆『こどもピーマン』の栽培特性
一般的なピーマンと同じ栽培
定期的に追肥を行う
潅水はやや多め
果面のひびが食べごろサイン
◆『こどもピーマン』の開発について
『こどもピーマン』の元になっているのはメキシコで有名な『ハラペノ』というトウガラシです。肉厚でジューシー、生でも熱を通しても非常に美味しい品種ですが、日本ではその強烈な辛さで有名です。この品種の美味しさを日本で紹介したいと思いましたが、この辛さがある限り受け入れられないと考えました。そのような背景の中、メキシコ向けトウガラシを育成し、検定して行く中で、突然変異で全く辛くない個体が見つかりました。この個体から日本に向く『こどもピーマン』の育成が開始いたしました。
育成者は「今の日本にはない独創的な品種を作りたい。その結果、ピーマンの消費を拡大し、豊かな食文化の一端を担って行ければこれ程幸せな事はない」という思いで、この品種を開発しました。
◆作型表
作型表

<価格>
品種名 量目 希望小売価格(税込み)
こどもピーマン
『ピー太郎』
小袋
(30粒)
577円
500粒 5,985円


<注釈説明>
※1 苦味の比較…下記(1)の表の通り一般的なピーマンに比べ、『こどもピーマン』の苦味は少ない
※2 栄養価の比較…下記(2)の表の通り一般的なピーマンに比べ、『こどもピーマン』の栄養価は高い
(1) (2)
苦味の比較 栄養価の比較
※「ふつうピーマン」は一般的なピーマンのこと  
※3 実食会場調査…別紙参考資料の通り
『こどもピーマン実食会場調査』はこちらから