タキイ種苗は、燃やせる・可燃ゴミとして捨てられる培養土『そのまんま もやせる土(ど)』を開発し、2月下旬より全国の種苗店、園芸店、量販店などにて販売開始します。
近年、「食の安全」への意識の高まりも相まって、市民農園の利用者から自宅のベランダを使いコンパクトに楽しむ方々まで幅広い世代から家庭菜園が支持されています。こうした家庭菜園ブームのなか、ガーデニングファンの増加とともに、野菜作りには不可欠な「培養土」をはじめとする、家庭菜園にまつわるグッズ等の販売が伸びる一方で、特に都市部のマンションや庭を持たない方々からは「栽培後の培養土の処分が難しい※1」との声が上がってきている現状がありました。
タキイ種苗では、家庭菜園に取り組む方々からの悩みに応えるべく、通常の培養土を可燃性の原料のみを使用し、可燃ゴミとして捨てられるように改良し、数年の開発期間を経て、小型化・可燃化された「そのまんま もやせる土」を開発しました。
今回販売をスタートする『そのまんま もやせる土(ど)』は、『そのまんま いちご畑』や『そのまんま トマト畑』など、袋栽培の決定版として人気を博している「そのまんま畑シリーズ」のラインアップの一つとして開発された、 “袋に苗を植え、水を与えるだけ” で野菜の栽培ができる小型の袋栽培用土です。従来の培養土に配合されていたバーミキュライト、パーライト※2といった鉱物系原料を一切使用せず、可燃性の天然原料のみを使用することで可燃ゴミとして捨てることが可能な配合としました。※3
また、サイズもやや小さめにし(15L)、手さげがついて軽量のため、ベランダなどの小スペースでも「ミニトマト」や「ミニカボチャ」などの栽培を楽しむことができます。
今後もタキイ種苗では、日本の農業と食を支える品種および資材の開発を手掛け、ガーデニングファンの方々のリクエストにお応えしていきたいと考えています。 |