タキイ種苗は、2011年の新品種として、うまみと辛みのバランスがよく、鮮やかな赤紫色に色づくカラシナ『コーラルリーフ フェザー』『コーラルリーフ プルーム』を新発売します。
近頃、スーパーやコンビニの店頭には、カップや袋にパックされた生野菜サラダが並ぶ場面が増え、食事の副菜としてより身近で手軽なものになってきています。また、サラダに入れる野菜も、レタスやキャベツに加え、ミズナやホウレンソウ、ルッコラなど、様々なベビーリーフが使われることが多く、味や食感、葉形や色などアクセントになる品種が求められています。
今回新発売するカラシナ『コーラルリーフ フェザー』『コーラルリーフ プルーム』とは、うまみの中にピリっとした辛さがあり、葉軸はシャキシャキと歯ごたえのよい食感です。葉はインパクトのある鮮やかな赤紫色に色づき、ギザギザと深い切れ込みが入ったミズナのような葉形をしています。また、カラシナにはポリフェノールの一種で、活性酸素※1を抑える抗酸化性をもつ機能成分アントシアニン※2が、ミズナに比べて10倍以上も多く含まれています。
さらに、従来品種に比べ葉の表裏ともに赤紫色の着色が安定しており、葉軸の鮮緑色とのコントラストが非常に美しく、品種名にコーラル(coral:英語で「サンゴ」の意味)とあるように、まるで海底に生息するサンゴ礁のように見えます。個性的な葉色と食味で、サラダのアクセントに最適です。また、初心者でも作りやすく、プランターでも栽培でき、お好みのサイズで収穫ができます。サラダにはベビーリーフや草丈20〜30cm程度の小株を若どりすると辛みが強く感じられておいしく、漬物やお浸し、炒め物などの場合は、35cm以上の大株にすると、茎や繊維質が増して歯応えが楽しめます(加熱すると赤色が抜けます)。
また、『コーラルリーフ フェザー』(フェザー:英語で「羽毛」の意味)は、葉が細長い切葉で、赤紫色の発色が安定するため、商品性の高い特性を持っています。『コーラルリーフ プルーム』(プルーム:英語で「羽飾り、大きい羽毛」の意味)は、やや葉が広く葉軸も太いためボリュームがあり、収量性を重視されている方におすすめです。
タキイ種苗では、今後も直売所や家庭菜園向け商品のラインナップを充実させるとともに、コンビニやレストランのサラダ用など、業務需要に向けても推進していきたいと考えています。
|