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2011.06.27
タキイ園芸専門学校の生徒たちと研究農場の1年を追ったノンフィクション
タキイ種苗が取材協力『五感で学べ ある農業学校の過酷で濃密な365日』
2011年7月1日(金)、オレンジページより全国書店にて販売開始!!
タキイ種苗が取材に全面協力した『五感で学べ ある農業学校の過酷で濃密な365日』 (株式会社オレンジページ刊 所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:小倉厚子)が、2011年7月1日(金)より全国の書店で販売されます。

『五感で学べ ある農業学校の過酷で濃密な365日』は、2010年4月の入学式から翌年の卒業式まで、タキイ種苗研究農場(滋賀県湖南市)に付属するタキイ園芸専門学校※1を、著者の川上康介氏が折々に訪ね、生徒とともに農作業を体験し、食事をし、風呂に入り、つむぎ出したノンフィクション書籍です。親元を離れ初めての寮生活、体力的にきつく慣れない実習、さまざまなことに戸惑い、悩み、成長していく若者たちの姿を生き生きと描きます。
「農業の本を書いたつもりはない。描きたかったのは、農業という枠に限らない、普遍的な若者たちの<学び>と<成長>であり、教育のあり方だ」と言うように、農業を通じて成長していく若者たちを追った、感動の物語です。
『五感で学べ ある農業学校の過酷で濃密な365日』表紙
『五感で学べ ある農業学校の過酷で濃密な365日』
表紙

本文では、下記のような川上氏の言葉が綴られています。

日本に元気がない。若者に覇気がない。彼らと接していると、そんなことはないと強く感じた。
頭で、体で、そして心で。人間に備わる五感のすべてを働かせながら、育て、育ち、教え、教わる。
親であれ、教師であれ、あるいは会社の上司であっても、人を育てるのは大変な作業だ。育つ側も同じだ。自分を伸ばすという意志を持ち、努力を続けるのは、たやすいことではない。しかしその真ん中に「畑」があるだけで、そこには健やかな成長が生まれる。一年を通した取材で私は確信した。
「畑」は、人を育てる。
「はじめに」 より

タキイ種苗は今後も、これまでに培った野菜や花の育種技術を活かして、それぞれの地域や気候に合う品種の開発を行うとともに、次代を担う農業者の育成、技術指導などを通じ、生産者や農業に貢献してまいります。また、高品質の種子を安定供給することで、食料の安定生産と人々の健康や潤いある生活の実現に寄与していきたいと考えております。

『五感で学べ ある農業学校の過酷で濃密な365日』概要
 
○定価 本体1,429円+税
○発行者 小倉厚子
○発行所 株式会社オレンジページ
○発売日 2011年7月1日(金)
○仕様 四六判(縦194mm×横131mm)
200ページ、上製本カバー装
『五感で学べ ある農業学校の過酷で濃密な365日』
の内容(第七章より)
『五感で学べ ある農業学校の過酷で濃密な365日』
の内容(第七章より)
<注釈説明>
※1 タキイ園芸専門学校 1947年から「タキイ種苗研究農場付属園芸専門学校」を併設し、18〜24歳の農家を目指す男子に対して入学金、授業料不要で寮費、食費ともに学校負担で、60余年の歴史でこれまでに約3,000名にものぼる多くのスペシャリストを輩出してきました。研究農場の栽培技術を実際に体験し、園芸に関する基礎知識、実際の栽培技術を習得することにより、次代の農業後継者または園芸技能者として、将来の農業活動に貢献できる人材の育成を目的としています。卒業生は、それぞれ産地やJAなど、農業の現場で中心的な役割を果たしています。

<タキイ園芸専門学校の概要>
キュウリの定植実習(第二章より)
キュウリの定植実習(第二章より)
教育の特色
1. 農業技術、技法を短期間に習得できるよう実習主体のカリキュラムを編成しています。
そのため、実践に即した知識や技術を体得することができます。
2. 実習は厳しさを伴う内容になっていますが、強靭な心身の鍛錬につながるものとして 高い評価を得ています。
3. 全寮制による共同生活により、人間形成の上でも貴重な体験を得ることができます。
4. 入学金、授業料不要。そして寮費、食費とも学校負担。また研究費を支給しています。
畝立ての実習の様子(第四章より)
沿 革
1947(昭和22年) 本校設立(長岡農場内に併設)
1968(昭和43年) 農場とともに移転、滋賀県より認可を受け、定員本科60名、専攻科30名として新発足する。
1977(昭和52年) 学校教育法改正(専修学校法)により園芸専門学校として認可を受け、園芸本科定員60名、園芸専攻科定員30名として新発足する。
1997(平成 9年) 青葉会(同窓会)50周年大会を開催する。
2007(平成19年) 園芸専門学校設立60周年を迎える。

タキイ園芸専門学校HP
https://www.takii.co.jp/school/sch_menu.html