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2011.08.31 |
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タキイ種苗は、8月31日の「やさいの日」を前に全国の20歳以上の男女600名(農業関連従事者除く)を対象に、「野菜」にまつわるイメージ評価や、野菜作り(家庭菜園/ベランダ菜園)の関心度、実践状況をインターネット調査しました。
今回の調査では、3年連続『トマト』が「最も好きな野菜」の第1位に輝きました。その理由としては、「おいしいから」と答えた人が最も多く、次いで「食材として食べやすいから」「栄養があると思うから」という理由が上位にあがっています。また、「作ってみたい野菜」も『トマト』が第1位を獲得しています。『トマト』以外では、『じゃがいも』の人気が上昇し、「最も好きな野菜」の第2位に躍進しました。健康志向が高まる中で、「ふだんの生活の中であったらいいなと思う野菜」については56.8%で半数以上の人が「少ない量で、栄養がたくさんとれる野菜」を選んでいます。次いで回答を集めたのも「栄養豊富な野菜」で、栄養価の高い野菜を求める人が多いことが分かりました。 なお、「最も嫌いな野菜」はこちらも3年連続『ゴーヤ』が第1位になり、「栄養価が高いと思う野菜」は、『ほうれん草』が第1位で、昨年トップの『トマト』は第2位になりました。
現在「家庭菜園」で野菜を作っている人、過去に経験した事がある人は53.4%と昨年同様半数以上の人が「家庭菜園」経験者であることが分かりました。中でも、子どもを持つ家族での家庭菜園率が高く、特に小さい子どもがいる家族か、子育てを終え社会人の子どもを持つ家族で、現在野菜を栽培している比率が高い結果となりました。 さらに、家庭菜園を始めた理由を聞いたところ、「自分で食べる」ことを目的に家庭菜園を行う人が52.8%と過半数を占めましたが、女性は男性に比べて「家計の節約」や「安心・安全」、「食育」を理由に家庭菜園を始める傾向にあることが分かりました。また、最近1年間にかかる費用を聞いたところ、最も多いのは「年に2000円〜3000円未満」(19.7%)、次いで、「年に1000円〜2000円未満」(17.5%)、「年に1000円未満」(16.6%)となり、「3000円未満」が半数以上を占めました。
「家庭菜園」をしていない理由は、「時間的な余裕がなくなったから」が34.7%で、昨年トップだった「家庭菜園を始めるための場所が確保できなくなったから」は34.0%で第2位に後退しました。「家庭菜園は手間がかかるから」は昨年から10.5ポイントも上昇し25.9%となりました。家庭菜園のネックは、野菜を栽培する場所から時間や手間がかかる点に変わってきていることが伺えます。 家庭菜園未経験者の作ってみたい野菜は、『トマト』(74.6%)、『きゅうり』(37.3%)、『なす』(32.1%)がトップ3となりました。これを男女別に見ると、女性より男性の方が作りたいと多く回答した野菜は、『ネギ』や『じゃがいも』『たまねぎ』など土から収穫するものでした。男性は女性よりも土いじりに高い関心を持っていると推察されます。
野菜を普段の食生活に取り入れることを重視している人は87.3%と大部分を占めました。一方で、普段の食生活の中で野菜を十分に取り入れていると思っている人は61.3%と、野菜の摂取が重要と思いながらも、十分に摂取できていないと感じている人は2割以上いることがわかりました。この傾向は、男女ともに20代の若い世代で高く、野菜離れの顕在化が浮き彫りとなりました。 野菜を十分に摂取していないことについて、問題であると感じ食生活を変えたいとする人は39.2%と4割近くに達しました。逆に、半数以上は野菜不足の食生活を変える必要性を感じていないことも明らかになりました。
野菜から摂取したい栄養価は「食物繊維」が62.7%でトップでした。次いで、「ビタミンC」(53.7%)、「リコピン」(44.0%)と続いています。野菜から栄養価を摂取したい理由は、「健康になりたいから」(69.2%)、「体によいといわれているから」(58.3%)、「血液をサラサラにしたいから」(44.6%)がトップ3となりました。これを男女別、世代別に見てみると、男性は60代以上を除く世代で「健康になりたいから」がトップであったのに対し、女性は50代・60代以上で、「体によいといわれているから」、「血液をサラサラにしたいから」がトップとなりました。また、「老化を防ぎたい」も多くの回答を集めたことから、50代・60代以上の女性は野菜にアンチエイジングを求めていることがわかりました。一方、20代・30代女性では「肌をきれいにしたいから」が多くの回答を集めるなど、美肌効果を野菜に求めていることが伺える結果となりました。
なお、「野菜」からイメージする最も「野菜が似合う有名人」については、昨年は長谷川理恵さん、一昨年は高木美保さんでしたが、今年はアイドルグループのAKB48が20代〜30代の若者から高い支持を集めNo.1になりました。これに加え、野菜ジュースのTVCMに出演していることも大きく影響したものと思われます。また、「家庭菜園で一緒に野菜を育てたい有名人」では、昨年、一昨年とも高木美保さんでしたが、今年はTV番組の影響からTOKIOが第1位を獲得し、第3位にはAKB48が入り、大人数で野菜を作りたいとの理由でグループに人気が集まる結果となりました。 |
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<調査サマリー> | ||||
【好きな野菜・嫌いな野菜】 | ||||
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【家庭菜園の実態】 | ||||
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【家庭菜園未経験者の意識】 | ||||
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【野菜摂取の実態】 | ||||
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【野菜の栄養に対する意識】 | ||||||
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【震災後の野菜利用】 | ||
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【野菜をイメージする有名人・野菜を一緒に作りたい有名人】 | ||||
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【タキイ種苗 野菜と家庭菜園に関する調査 調査概要】
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