インフォメーション

2011.09.26
世界初!矮性ちりめん系の照葉ハボタン!メタリックな質感が美しい!!
プラチナケール『F1グロッシーレッド』を新発売
タキイ種苗は2011年の新品種として、メタリックな光沢葉が美しいプラチナケール※1(照葉ハボタン)『F1グロッシーレッド』を新発売いたします。

冬の花壇を彩る重要な品目として、ハボタンはパンジー、ビオラに並び重宝されています。正月の門松や、クリスマスのアレンジメントに用いられるなど、日本人にとって馴染みの深い花材となっています。ハボタンは、仕立て方などの工夫で出荷形態のバリエーションが増え、それにより需要も拡大するため、品種そのものに多様性を求める声が高まっていました。そのような中、2009年に従来のハボタンとは異なり、葉にメタリックな光沢があるプラチナケールの第一弾として高性タイプの『F1ルシール』シリーズを発表し、高い評価を得てきました。今回は『F1ルシール』に続く第二弾として、世界初の矮性ちりめん※2系のプラチナケール『F1グロッシーレッド』を新発売いたします。

この『F1グロッシーレッド』は、中心部が紅色で外葉の緑色とのコントラストが特に鮮やかで美しい、今までにない新しい矮性ちりめん系のプラチナケールです。最大の特長は高級感のあるメタリックな光沢葉で、通常の花壇苗では見ることができない質感と存在感を生み出し、クリスマスシーズンなどは今まで以上に新しい寄せ植えや、アレンジを楽しむことができます。また、単植での花壇苗としても利用できる新素材です。
『F1グロッシーレッド』は、世界で最も権威のある花壇苗コンテスト「A.A.S.※3全米品種審査会(オール・アメリカ・セレクションズ)」で2011年に受賞いたしました。

タキイ種苗では、現在ハボタン品種のシェア60%を占めており、開発と育成を進めてまいりました。今後もプラチナケールの品種バリエーションを増やし、さらに新たなタイプのハボタン品種の開発に努力し、積極的な拡販を行ってまいります。

タキイ種苗は照葉ハボタンの育成方法で特許を取得しています。(特許第4256687号)
迫力のある大作り栽培 寄せ植えに最適のポット栽培
■プラチナケール『F1グロッシーレッド』の主な特長
矮性ちりめん系の照葉ハボタン
中心部の紅色と外葉の緑色とのコントラストがプラチナケールの中でも特に鮮やかで美しい
葉はやや立性で草勢は強い
着色は早く、色戻りはしにくい
寄せ植えなどのコンテナ植栽や小花壇の植栽に利用するほか、大作り栽培でも特性を生かせる
(左)『桃かもめ』との寄せ植え

■グロッシーレッド作型表
作型表

■価格
品種名 規格 希望小売価格(税込み)
F1グロッシーレッド
10.5cmポット苗1組(6ポット) 2,400円

<注釈説明>
※1 プラチナケール 従来のハボタンと異なり、葉の表面にブルームと呼ばれる白いワックス成分がなく、葉にメタリックな光沢がある照葉ハボタンの総称。
左:プラチナケール
右:従来のハボタン
プラチナケールは、艶やかな照葉が美しく存在感がある。
※2 矮性ちりめん 園芸的には主として草丈の低いことを矮性といい、葉先が細かくちぢれているものをちりめんという。
※3 A.A.S.(エーエーエス) 北アメリカ大陸の家庭園芸の普及に向けて、1932年に設立。現在、世界で最も優れた新しい品種が集まる審査会として評価されている。受賞品種に与えられるエンブレムは、家庭園芸のシンボルマークとまで言われ、世界中の育種家の胸をときめかす存在となっている。