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2012.08.31
やさいの日(8月31日)記念
<タキイ種苗 2012年度 野菜と家庭菜園に関する調査>
“大人も子ども”も好きな野菜No.1は「トマト」!
〜家庭菜園で作られている人気野菜も「トマト」がTOPとなり
本調査にて「トマト」が3冠達成!!〜
・女性は「ベランダや室内」、男性は「庭・畑・市民農園」で野菜づくりの傾向に
・「緑のカーテン」を追い風に、ここ半年間で“家庭菜園ブーム”が再燃の兆し
・野菜に期待する栄養効果は、女性は「美容」、男性は「生活習慣病予防」
・1年間の家庭菜園(野菜のタネや苗)にかかる費用は「年に3000円未満」が約7割に
・野菜が似合う芸能人は国民的アイドルグループに成長した「AKB48」が2年連続トップ
タキイ種苗は、8月31日の「やさいの日」を前に全国の20歳以上の男女600名(農業関連従事者除く)を対象に、「野菜」にまつわるイメージ評価や、野菜作り(家庭菜園/ベランダ菜園)の関心度、実践状況をインターネット調査しました。

野菜が好きな人は9割超え、健康志向の高まりが追い風に
好きな野菜は「トマト」が4年連続第1位、嫌いな野菜は「セロリ」が初の第1位
今回の調査では、野菜の好き嫌いについて聞いたところ、「大好き」が38.5%、「どちらかといえば好き」が51.8%となり、野菜が好きという人が9割以上に達しました。その理由としては、第1位「おいしいから」(73.2%)が最も多かったほか、第2位「健康によいと思うから」(71.8%)、第3位「栄養があると思うから」(65.9%)といった理由も上位に挙がり、“健康志向”の高まりが野菜人気を後押しした結果となりました。

「最も好きな野菜」については、4年連続で『トマト』(19.0%)が第1位を獲得し、前年よりもさらに人気が上昇しました。とくに『トマト』は、野菜が「大好き」という人から圧倒的な支持を得ています。第2位には、昨年に続いて『じゃがいも』(10.5%)が入り、野菜が「どちらかといえば嫌い」という人からも人気を集めました。なお、野菜が「どちらかといえば嫌い」という人は、『じゃがいも』のほかに、『スイカ』や『とうもろこし』『さつまいも』等を「最も好きな野菜」として挙げており、スイーツやおつまみ感覚で食べられる野菜を好む傾向にあることがわかりました。
「最も嫌いな野菜」は、『セロリ』(11.2%)が初の第1位となり、3年連続で第1位だった『ゴーヤ』(10.5%)は第2位に下がっています。

子どもが好きな野菜は「トマト」、嫌いな野菜は「ゴーヤ」が第1位に
今回、「子どもが最も好きな野菜」についても聞いたところ、『トマト』(25.4%)が第1位となり、年齢を問わず高い人気を集めていることが分かりました。第2位には『キュウリ』(12.5%)が入り、第1位の『トマト』以外は大人と子どもの好みにばらつきが出た結果となりました。
「子どもが最も嫌いな野菜」は、『ゴーヤ』(17.24%)がダントツの第1位で、続いて『ピーマン』(14.1%)が第2位となっています。さらに、「子どもに野菜を食べさせるためにしていること」については、第1位『子どもが好きな料理の中に入れて出す』(43.4%)、第2位『子どもが好きな料理と一緒に出す』(35.5)、第3位『自分たち(両親)がその野菜をおいしそうに食べてみせる』(22.3%)が挙がり、「子供が嫌いな野菜もすりおろして混ぜたりして栄養を取らせたい」(女性・41歳)など、子どもに野菜を食べてもらえるように努力している親御さんの姿が垣間見える結果となりました。

【好きな野菜No.1の「トマト」】
※画像は「桃太郎セレクト」
桃太郎セレクト  
「家庭菜園」の経験者はすべての年代で女性が男性を上回る
「子どもの教育(食育)」や「グリーンカーテン」のために始める人も増加

現在「家庭菜園」で野菜を作っている人、過去に経験した事がある人は55.7%と半数以上の人が「家庭菜園」経験者となり、昨年よりもさらに比率が上昇しています。男女別では、全年代で女性のほうが家庭菜園の経験者が多く、「ベランダや室内」を利用して手軽に野菜を作っている傾向がわかりました。一方、「庭・畑・市民農場」を使った家庭菜園については、男性の比率が女性を上回っています。年齢別では、30代〜40代で家庭菜園の経験者が多く、「ベランダや室内」については30代、「庭・畑・市民農場」については60歳以上が最も多い比率となりました。
家庭菜園を始めた理由を聞いたところ、「自分で食べる野菜を自分でつくることが、おもしろそうだったから」という人が最も多く46.7%を占めました。このほか、「野菜づくりなどの農作業に興味があったから」(23.1%)、「野菜づくりは、子どもの教育にもよいと思ったから」(21.9%)、「節電目的でグリーンカーテンを作りたかったから」(6.6%)といった回答が、前年に比べて増加しています。

また、「家庭菜園で作っている(作ったことのある)野菜」については、『トマト』(74.0%)が第1位となり、大人、子ども共に「好きな野菜」No.1の『トマト』がここでも高い人気を集め、本調査による3冠達成となりました。
今年2月、京都大学から「メタボリック症候群対策に効果がある」との研究が発表され話題になり、「トマトブーム」現象が起きたことが要因の一つと考えられます。
第2位『キュウリ』(44.9%)、第3位『なす』(40.7%)、と続き、第6位にはグリーンカーテンで注目を集める『ゴーヤ』(22.8%)が昨年に比べ急上昇しています。
家庭菜園の場所別に、作っている野菜の傾向を見ると、「庭・畑・市民農場」では『トマト』を始め、葉物野菜から根菜類などまで幅広い種類の野菜が栽培されていることがわかりました。一方「ベランダや室内」では、人気のある『トマト』が圧倒的に多く、根菜類等はほとんど作られていないなど、栽培される野菜が限定的であることが浮き彫りとなりました。

「家庭菜園」に満足している人は82.1%に
経験期間は「3年未満」がトップも、「半年未満」の最近始めた人が増加中

「家庭菜園」の満足度については、「とても満足している(とても満足していた)」が18.3%、「やや満足している(やや満足していた)」が63.8%となり、満足している人が82.1%を占めました。その理由について聞いたところ、「作物の収穫の喜びを得られるから」(55.8%)、「野菜づくりはおもしろいから」(50.4%)、「自分の好きな野菜が作れるから」(45.6%)といった回答が上位に挙がり、「自分で育てた野菜を料理に使いたい」(男性・47歳)、「子供が収穫の楽しみを感じられるとよい」(女性・41歳)などのコメントが寄せられました。

「家庭菜園」の経験期間は、「3年未満」がトップでした。また、「1年未満」の方が昨年から減少した一方で、「半年未満」の方が増えている傾向にあり、昨年から拍車がかかっている「緑のカーテン」も含め、ここ半年で家庭菜園ブームが再燃してきているものと思われます。
さらに、家庭菜園で野菜のタネや苗について1年間にかかる費用を聞いたところ、最も多いのは「年に1,000円〜3,000円未満」(28.4%)、次いで、「年に500円〜1,000円未満」(23.7%)、「年に500円未満」(17.7%)となり、「3,000円未満」が半数以上を占める結果となりました。

「普段の食生活の中で野菜を食べている人」は68.1%で、年々増加傾向に
美容や健康など、野菜のもつ栄養効果に対する期待度はさらに高まる

「野菜を購入する際に重視するポイント」について聞いたところ、第1位「新鮮であること」(68.5%)、第2位「味のおいしさ」(48.5%)、第3位「価格の安さ」(45.5%)が、前年と同じく上位に挙がりました。このほか、「産地がはっきりしている(わかる)こと」、「自身や家族の好み」、「他の食材とのバランス」、「見た目がきれい・形がよい」といった重視ポイントが、前年より比率を高めています。
「普段の食生活の中で野菜を十分に食べていると思いますか?」という質問では、「十分に食べている」が10.0%、「ある程度は食べている」が58.2%となり、合わせて68.2%が「野菜を食べている」と回答され、この比率は年々増加傾向にあることがわかりました。一方で、野菜が十分に取れていない人にその理由を聞いたところ、「野菜は量をたくさん食べられないから」(34.6%)、「野菜をたくさん食べる料理方法がよくわからない」(23.0%)、「自分があまり野菜を好きではないから」(22.5%)という理由が上位に挙がっています。また、「野菜を十分に食べたり、料理をするだけの時間がないから」(15.7%)、「わざわざ野菜を使って料理するのが面倒だから」(14.7%)と、多忙な生活の中で野菜を十分とることができない人も多く見られました。

野菜に期待する栄養効果としては、「健康的な体」が最も多く75.0%に達しました。続いて、「血液をサラサラにする」(43.5%)、「便秘の解消」(43.5%)、「美肌効果」(28.8%)、「体重増加の抑制」(28.7%)が挙がり、「体質改善を目標として、積極的に野菜を取っていきたい」(男性・41歳)、「毎食にしっかり取り入れ、健康維持の助けにしていきたい」(女性・20歳)など、野菜の栄養効果に対する期待度が高まっていることが浮き彫りになりました。さらに男女別でみると、女性は「便秘の解消」や「美肌効果」など美容への効果を求め、男性は「高血圧の抑制」、「血糖値を下げる」など生活習慣病予防への効果を求めていることがわかりました。年齢では、「美肌効果」は20代、「高血圧の抑制」は60歳以上で飛び抜けて多く、「血液をサラサラにする」、「血糖値を下げる」といった血液関連の健康効果への期待は、年齢が上がるごとに高まっていく傾向が浮き彫りとなりました。

62.4%が「緑のカーテン」に「興味がある」と回答
嫌いな野菜第2位の『ゴーヤ』が「緑のカーテン」には欠かせない存在に

家庭でできる節電対策として注目を集めている「緑のカーテン」について、興味があるかどうか聞いたところ、「興味がある」という人が62.4%と半数以上を占めました。そこで、「緑のカーテンとして今後どのような野菜や草花を育ててみたいか」と聞いたところ、第1位は『ゴーヤ』で42.3%、第2位は『アサガオ』で37.5%、第3位は『キュウリ』で28.7%という順になりました。その理由については、「食べられるものがよいと思うから」(62.3%)、「涼しげだから」(53.1%)という回答が多く挙がりました。『ゴーヤ』は、嫌いな野菜では第2位でしたが、「緑のカーテン」を作るために欠かせない野菜として注目を集めているようです。

【育てたい緑のカーテンNo.1「ゴーヤ」】
【育てたい緑のカーテンNo.1
← 「ゴーヤ」】
 
【育てたい緑のカーテンNo.2
「アサガオ」】 →
【育てたい緑のカーテンNo.2「アサガオ」】
野菜が似合う芸能人は野菜ジュースのTVCMが定着した「AKB48」が2年連続トップ
一緒に野菜を作りたい有名人はTV番組のイメージから2年連続で「TOKIO」がトップ
「野菜」からイメージする最も「野菜が似合う芸能人」については、昨年に続いてアイドルグループの「AKB48」が半数を占め(56%)No.1になりました。昨年は20代〜30代の若者が中心でしたが、今年は40代からも高い支持を集めており、国民的アイドルグループとして広く認知されるとともに、野菜ジュースのTVCMキャラクターとしても定着したことが伺える結果となりました。第2位には、昨年第5位のSMAPが大きくランクアップしました。番組で料理をつくっていることが、野菜が似合うイメージにつながったようです。
また、「家庭菜園で一緒に野菜を育てたい有名人」は、TV番組の影響から、昨年に続いて「TOKIO」が第1位(59%)を獲得しました。第2位には、実際に野菜づくりをしている高木美保さんと並び、嵐がランクインし、現在の世間での人気度の高さが反映された結果となりました。
【タキイ種苗 野菜と家庭菜園に関する調査 調査概要】
調査期間 2012年8月10日(金)〜8月12日(日)
調査方法 インターネット調査
調査対象者 全国の20歳以上の男女
※農業関連従事者を除く
有効回答数 600サンプル
調査内容 ・好きな野菜・嫌いな野菜
・子どもの好きな野菜・嫌いな野菜
・家庭菜園の経験
・家庭菜園を始めた理由
・栄養価が高い野菜
・グリーンカーテンへの興味
・「野菜」からイメージする・最も似合うタレント・有名人/
  家庭菜園で「一緒に野菜を育てたい」タレント・有名人
『野菜と家庭菜園に関する調査』に関する詳しい
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