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2013.05.23
お弁当に最適!こどもが喜んで食べる甘くておいしいオレンジ色のミニトマト
普通のミニトマトよりカロテンを約3倍多く含む、新ファイトリッチシリーズ!
『オレンジ千果』を新発売
タキイ種苗は、2013年度の新品種として、糖度が高く食味にすぐれ、カロテン含有の多いオレンジ色のミニトマト『オレンジ千果』を発売します。

トマトは野菜の中でもっとも人気があり、家庭菜園でも作ってみたい野菜のトップ※1ですが、近年では大玉、中玉、ミニなど種類が増えており、品種改良によって色や形も多様になっています。栽培方法によって通常より糖度が高く、販売単価の高い“フルーツトマト”と呼ばれる高品質トマトも、店頭などで多く見かけるようになっています。
その中でもミニトマトは、一口サイズの食べやすさと糖度が高くておいしいことからこどもに人気があり、カラフルな色や手ごろな大きさからお弁当の一品としてもよく利用されています。ミニトマトの品種は、赤色が主流ですが桃色や黄色もあり、さらに色の追加があればバリエーションが豊富になり、さらなる需要の喚起が期待できます。
タキイ種苗では珍しいオレンジ色のミニトマトを開発し、産地で主流となっている『千果』の栽培性と、オレンジ色種特有のすぐれた食感を持つ品種として販売いたします。その鮮やかな彩りや手ごろな大きさからお弁当に最適で、その糖度の高さとおいしさからこどもから大人まで喜んで食べていただけます。

今回新発売するミニトマト『オレンジ千果』は、果重が15〜20gで、糖度8〜10度と高いうえ、トマト臭が少なく食味にすぐれています。果色はきれいなオレンジ色でつやがあり美しい果実です。従来のミニトマトと比べてカロテン含有が約3倍で、機能性成分を豊富に含むタキイ種苗の野菜シリーズ「ファイトリッチ※2」の一つになります。
葉かび病※3にも耐病性(Cf9)をもち、斑点病※4にも耐病性があり、生育初期からの草勢がおとなしいためトマトに発生しやすい異常主茎※5が出にくく栽培しやすい品種です。
大玉トマトより果実がつきやすい性質をもつミニトマトの作りやすさと、病気に強く作りやすいことから家庭菜園にもおすすめです。かわいいサイズときれいなオレンジ色から、こども達と一緒に栽培しながら、おいしく食べてもらいたいと考えています。タキイ種苗では、今後もお客様のニーズに対応したトマトの品種育成をこれからも進めてまいります。
果色がきれいなオレンジ色のミニトマト『オレンジ千果』 カロテン含有が従来品種より約3倍多い
病気に強く家庭菜園でも
作りやすいミニトマト!
◆ 『オレンジ千果』の主な特長
美しいオレンジ色でカロテンが豊富
果色はきれいなオレンジ色で、つやがあり美しく通常の赤色品種よりカロテン含有が約3倍多く含まれます。
   
高糖度で食味にすぐれる
果重は15〜20gで、糖度は8〜10度と高く食味にすぐれる。トマト臭が少なく、苦手な方もたべやすい。
   
病気に強く家庭菜園でも作りやすい
初期から草勢がおとなしくて、ダブル果房の発生が少ない。異常主茎が発生しにくく、家庭菜園でも作りやすい。
◆作型表 『オレンジ千果』
作型表
◆価格
品種名 量目 希望小売価格(税込み)
オレンジ千果
1袋(18粒) 577円
1,000粒 22,050円
<注釈説明>
※1 参考資料 タキイ種苗 2012年度 野菜と家庭菜園に関する調査より
野菜と家庭菜園に関する調査の詳細
※2 ファイトリッチシリーズ
「野菜の消費拡大」 「健康で豊かな食生活」を目指し、野菜の5つの色素成分に着目して機能性の研究・品種開発を行い、従来品種よりも機能性成分が豊富に含まれるタキイ種苗の野菜シリーズです。
(1)「ファイト」 : 植物(=phyto)、おいしい野菜で食を応援する。
(2)「リッチ」 : 従来品種より機能性成分が豊富(=rich)に含まれる。
(1) + (2)=健康で豊かな食生活を目指すという願いを込めた造語です。
商標登録(登録第5367922号、平成22年11月12日取得)
      ファイトリッチ
※3 葉かび病 トマトに多発する重要病害で、葉の裏面に灰白色粉状のかびを生じ次第に灰褐色のかびとなる。これまでの品種では抵抗性因子(Cf4)で、それを犯すレースが出現しているため現在は抵抗性因子(Cf9)をもつ品種が多く開発されている。
※4 斑点病 主に葉が侵される病害。葉に黒褐色の小斑点ができるとともに病班の周りは黄色くなり、病状が進めば中心部に穴があく。胞子によって次々に伝染し、多発すると防除が難しい。
※5 異常主茎 トマトの茎が異常に太くなり、ひどい場合には茎の中央部に穴があき、生長点が退化する。
若苗定植や肥料過多など必要以上に肥料分を吸収したときに発生しやすい。