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2015.10.09
10月10日は『トマトの日』 <タキイ種苗「トマトに関する意識調査」を実施>
20〜60代男女の8割以上がトマトが「好き」!
トマトが好きな理由TOP3は「おいしいから」、「健康に良いと思うから」「栄養があると思うから」
トマトはおいしさだけでなく健康・栄養面での効果も期待
日本の食卓を変えた「桃太郎トマト」は今年で30周年!
桃太郎トマトの歴史も紹介!

タキイ種苗は、10月10日の「トマトの日」を前に、様々な料理と相性が良く、食卓に上がる機会も多い人気の野菜「トマト」について、20〜60代の男女310名を対象に調査を実施しました。また、調査結果に関連して、今年で30周年を迎える「桃太郎トマト」の歴史をご紹介します。

トマトは世界各国で食されている野菜で、日本には18世紀初期に渡来しましたが、当時は観賞用で、生食用として生産が増え始めたのは昭和10年以降です。近年では、味のおいしさだけではなく、活性酸素消去能力のあるリコピンや抗酸化作用や免疫強化作用のあるビタミンCなど、豊富な栄養素を含む野菜として人気の野菜です。実際に、タキイ種苗が2015年8月に行った「野菜と家庭菜園に関する調査」でも、トマトは7年連続で「最も好きな野菜」に選ばれており、大人から子供まで幅広い世代で支持されています。
“おいしいトマト”の代名詞である『桃太郎』を開発したタキイ種苗では、このようなトマトの人気を改めて検証するべく「トマトに関する意識調査」を実施しました。
まず、「あなたはトマトが好きですか?」と聞いたところ、「好き(48.7%)」、「どちらかといえば好き(34.8%)」を合わせて83.5%が好きだと答えました。その理由は「おいしいから(79.5%)」がトップで、「健康に良いと思うから(47.5%)」、「栄養があると思うから(42.5%)」が続き、おいしさだけではなく、豊富な栄養素についても期待されていることが分かりました。そのためか、「あなたは、通常のトマトよりリコピンやシスリコピン、カロテンの含有量が多いトマトがあった場合、積極的に摂取したいと思いますか?」という問いに対しては、「思う(22.3%)」、「どちらかといえば思う(58.7%)」と合わせて81%の人が「積極的に摂取したいと思う」と答えています。
トマトを食べる頻度については、「1週間の内1〜2日(33.9%)」が最も多い結果となりましたが、「毎日」、「1週間の内3〜4日」、「1週間の内5〜6日」を合わせた割合は67.5%となっており、多くの人がトマトを週に1回以上は食べていることが分かりました。さらに「あなたはどのサイズのトマトを一番よく購入しますか?」という質問については「中玉(ミディ)(40.3%)」が最も多い結果となりました。

■83.5%の人が「トマトが好き」と回答。特に女性の方がトマト好き!
Q. あなたはトマトが好きですか?(n=310)<SA>
トマトが好きな人は昨年に引き続き、8割を超えました。男女別にみると、女性でトマトが「好き」と答えた人は、男性より10ポイント以上高い結果となりました。
■トマトはおいしさだけでなく栄養面での効果も期待。
Q. あなたは、どうしてトマトが好きですか?(n=259:トマトが好きと答えた人)<MA>
「おいしいから」がトップで、次いで「健康に良いと思うから」、「栄養があると思うから」が続き、味のおいしさだけではなく、健康面などから、豊富な栄養素についても期待されていることが分かりました。また女性の方がその点を高く評価しているようです。
 
Q. あなたは、通常のトマトよりリコピンやシスリコピン、カロテンの含有量が多いトマトがあった場合、 積極的に摂取したいと思いますか?(n=310)<SA>
健康や栄養の点で、期待されているためか、「あなたは、通常のトマトよりリコピンやシスリコピン、カロテンの含有量が多いトマトがあった場合、積極的に摂取したいと思いますか?」という問いに対しては、「思う(22.3%)」、「どちらかといえば思う(58.7%)」を合わせて81%の人が「積極的に摂取したいと思う」と答えています。
■よく購入するトマトのサイズは中玉。購入の基準は価格と新鮮さ!
Q. あなたはどのサイズのトマトを一番よく購入しますか? (n=310)<SA>
Q. あなたがトマトを購入する際に、何を基準に選びますか? (n=261:トマトを購入しないと答えた人は除く)<SA>
中玉トマト「フルティカ」
中玉トマト「フルティカ」
「中玉(ミディ)」が人気のようです。購入基準は、「価格」と「新鮮さ」が他の項目に比べてポイントが高くなりました。
 
Q. あなたは、どれくらいの頻度でトマトを食べますか。? (n=310)<SA>
「1週間の内1〜2日(33.9%)」が最も多い結果となりましたが、「毎日」、「1週間の内3〜4日」、「1週間の内5〜6日」を合わせた割合は67.5%となっており、多くの人がトマトを週に1回以上は食べていることが分かりました。
■理想のトマトは「甘味が強く」、「酸味が控えめ」!
Q. トマトの食味についてお聞きします。あなたがお好みの酸味、甘み、香り、硬さをそれぞれ1〜5段階でお選びください。(n=310)<SA>
平均値は「甘み」が3.78ポイントと高くなった一方、「酸味」が2.62と低めの数値になりました。糖度の高い「フルーツトマト」などが人気の理由もここにありそうです。「また今後どんなトマトが欲しいですか?」という質問についても、やはり「甘くて、みずみずしく新鮮なフルーツトマト」や「甘味の強い、リコピンが豊富なトマト」などの意見が見られ、トマトにより「甘み」を求めていることが分かりました。
■好きなトマト料理は生で食べられるサラダ、イタリアンの定番パスタやピザも人気。
Q. あなたが好きなトマト料理はなんですか? (n=310)<MA>
定番のパスタやピザも人気ですが、やはりトマトといえばサラダと考える人が多いようです。生野菜を手軽に取れることも人気の理由かもしれません。
【タキイ種苗『トマトの日の調査』】
調査期間 2015年10月2日(金)〜10月4日(日)
調査方法 インターネット調査
調査対象者 全国在住の20〜60代の男女
有効回答数 310サンプル
◇桃太郎トマト 開発物語◇
桃太郎トマト 1985年に発表された初代『桃太郎』トマトは今年で30周年を迎えます。品種改良を重ね、完熟出荷を可能にすることにより、おいしいトマトを食卓に届けることができるようになりました。

「桃太郎」開発のきっかけは1960年代後半にさかのぼります。
高度経済成長期の真っただ中、急成長を遂げた日本の景観は急速に変化し、都市に隣接していた農村は次第に宅地へと姿を変え、産地は遠のいていきました。 当時のトマトはまだ果実が青い段階で収穫されていました。なぜならトマトは樹上で完全に熟したものを出荷してしまうと、輸送途中や店頭に並んでいる間にどうしても傷んでしまうからです。 輸送の途中で赤く色づく方法では、店頭で赤い色をしていても、味や香りもないトマトができてしまうのは当然です。

できるだけ硬い実をつけるトマトを求めて、まずは50種類ほどの品種を選び出し、考えられる限りの組合せを掛け合わせることからスタートしました。品種開発とは、それぞれ特徴を持った種子を掛け合わせて、求めるトマトへ近づけていくという地道な作業です。何千、何万とある品種の中から選び出し、交配を重ね、実際に栽培をします。1年に2回栽培をしても結果が分かるのは半年後。上手くいかなければ、再び組合せをやり直し、途方も無い時間がかかります。収穫期には、1日に100種類以上のトマトを食べ、食味を調べることもありました。開発を始めて6年目の1976年に、ようやく思い通りの実の硬さが実現しました。
1985年、完熟で出荷できるトマトはついに発売となりました。「誰もが知っている、フルーツ感覚の名前にしたい」ということから『桃太郎』と名づけられました。その後も、1年中『桃太郎』の味を楽しめるように、ハウス栽培専用品種や耐病性品種など、桃太郎シリーズの開発は続いています。現在、桃太郎の兄弟品種は26品種。 日本の食卓に美味しいトマトをお届けするための開発は日々続いています。
 
◇10月10日「トマトの日」
トマトの栄養価値やおいしさをアピールし、トマトを使った料理の普及をはかり、人々の健康増進に貢献することを目的に一般社団法人全国トマト工業会が制定。日付は10月が食生活改善普及月間であり「体育の日」もあることから健康への関心が高まる月。そして10と10で「トマト」とよむ語呂合わせから。